夜の塾弁は夕飯になりますので、満足感があればその後の勉強にやる気もでるはずです。
塾弁(お弁当)には抑えるポイントがあるので抑えておけば塾弁作りに困ることはありません。
お弁当は熱々を食べるものではなく冷めたものをいただくので、甘く味付けした煮物、卵焼きなどは少し甘めにしておくと冷めた時にちょうどよくなります。
ご飯も冷めた時においしくなるように水分を飛ばしたご飯にするとべちゃっとしなくおいしくいただけます。
あとお弁当作りの一番の悩みは献立を考えることだとよく聞きます。
平日の夜作る塾弁は夕飯と考えると主菜(肉・魚料理)、ご飯、味噌汁(野菜)を持たせてあげれば十分であり、余裕があれば卵料理、野菜料理のおかずを詰めてあげるといいでしょう。
そんなちょっとしたポイントを今回はご紹介します。
- おいしいご飯
- 肉魚料理
- お弁当に入る卵料理
- 茹で野菜について
- 味噌汁
このことを意識してお弁当作りをしてくださいね。
プロフィール
- 40代で料理系の仕事20年以上。
- 調理師免許所時。野菜ソムリエ。
- 小学生双子の父親で料理を毎日担当。
- 3年間受験にむけて頑張っている子供の為に料理を日々勉強中。
おいしいご飯
おいしいご飯とはふっくらとつやがあり、香りがよく、一粒一粒がたっているご飯になります。
お米の洗い方
- 最初に美味しい水を入れてひと混ぜする
- すぐ水を捨てる
- 軽く研いで糠を落とす
- 2〜3回水(この時は水道水)をかえながら汚れをおとす
- もう一度軽く研ぐ
- 残った水が軽く透き通るくらいまで2〜3回水をかえる
- ザルにあげて水気をきる
最初と炊く時は美味しいお水
最初は美味しいお水を使用してひと混ぜする程度にし、混ぜすぎると糠くさいご飯になってしまいます。
炊く時は美味しいお水を使用すると炊きあがりもおいしくなります。冷たいお水を使用するとさらにいいです。
水の影響がすごい
生米の時の水分量は15%であり、炊き上がると水分量は60%にもなります。半分以上が水分であるのでおいしいご飯にはお水が影響しているのがわかります。
最初に出会うお水は30%も吸ってしまうので最初のお水は美味しいお水に、すぐに捨てて糠くさいお水を吸わせないようにします。
炊き立てをつめる
お弁当のご飯は炊き立てをお弁当箱につめます。詰めたら底を網の上又は保冷剤の上にのせて冷まします。
夕方の塾弁でご飯を子供がつめる時などは朝炊いておひつに移しておけば、おいしい冷やご飯になっています。
おひつは余分な水分を吸い、冷めたらご飯が乾かないように逆に水分を放出してくれるので適度に水分を保ってくれます。
肉料理
お肉には牛肉、豚肉、鶏肉があります。冷めてしまうお弁当には、脂が白く浮き出てしまう豚肉はあまりむきません。
牛肉おかず
牛肉はどの部位を使用してもいいですが、冷めて食べるお弁当にはあまりサシが入っていない方が脂っこくなくいただけます。
- 焼肉
- 野菜との炒め物
- 甘辛いすき煮
- ごぼう・アスパラなどを巻いた牛巻き
- ステーキ
- 味噌漬け
牛肉おかずは満足できるおかずがたくさんあります。
豚肉おかず
豚肉は冷めたら脂が浮きでてくるのであまりお弁当にむきませんが、部位によっては料理できます。豚肩ロース、ロース、もも肉などは脂が少ないので使いやすいです。
- 生姜焼き
- 豚カツ
- 豚天
- 酢豚
- 煮豚
- 焼き豚
- ピカタ
鶏肉おかず
お弁当によく使えるお肉の代表が鶏肉になります。冷めても美味しく、値段も安くお弁当になくてはならい食材です。
- 鶏の照り焼き
- から揚げ・竜田揚げ
- 蒸し鶏
- 焼き鳥
- チキンカツ
- ピカタ
- 野菜との炒め物
- 野菜との煮物
手羽先、手羽元、手羽中も唐揚げ、つけ焼き、煮物などさまざまな料理に使えるのいいですね。
ひき肉(牛ひき、豚ひき、鶏ひき、合挽き)おかず
ひき肉もさまざまな料理に使用でき、値段もやすいので扱いやすいです。
- ハンバーグ
- 肉団子
- ミートボール
- そぼろ
- 肉味噌
- コロッケ
- 焼売
- ひき肉オムレツ
魚料理
お弁当によく使わられる魚料理にはサワラ、タイ、サケ、アジ、サバ、ブリ、マグロ、シラス、海老などがよく料理されます。
魚おかず
- 塩焼き
- 照り焼き
- つけ焼き
- 唐揚げ
- パン粉フライ
- でんぶ
- ピカタ
魚料理は体を構成するたんぱく質、カルシウム、記憶や学習アップにいいDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)などの脂肪酸も豊富に含まれているのでバランスよくお弁当おかずに入れていきたい食材です。
卵料理
黄色で彩りもよく、良質なたんぱく質も取れる卵はお弁当になくてはならない食材です。
卵おかず
- ゆで卵・ゆでうずら卵
- 煮卵
- 卵焼き
- 卵炒め
- 炒り卵
- オムレツ
おかずが濃い時はシンプルにゆで卵、おかずが薄味の時などは甘い卵焼きなどバランスを考えると味にメリハリが出ます。
賞味期限・保存方法・種類について詳しい解説はこちらをどうぞ!
茹で野菜
緑色で卵の黄色と一緒になると彩りがさらによくなります。その季節にあった茹で野菜を使用すると味も栄養もよく値段も安くすみます。
茹で方
基本の茹で方は熱湯に塩を入れて柔らかくなるまで茹でて冷水にとります。
水にとると水を吸いすぎて水臭くなる場合があるので食材によっては(ブロッコリー、空豆、枝豆、キャベツ、とうもろこし、もやしなど)水にとらずにザルにあげて(おかあげ)冷まします。
その時はうちわや扇風機にあてて急いで冷まし、色止めや味の劣化を防ぎます。
季節の茹で野菜
- 春
- 菜の花 アスパラガス いんげん さやえんどう えんどう豆 空豆
- 夏
- おかひじき 枝豆 とうもろこし オクラ きゅうり ズッキーニ
- 秋
- 蓮根 ごぼう きのこ
- 冬
- ほうれん草 ブロッコリー キャベツ
味のバランスで茹で野菜にどのように味つけするかを考えます。おかずの味が濃ければそのまま味つけせずにそのまま盛り付けても平気です。
味のバリエーションには胡麻和え、おかかあえ、白和え、マヨネーズなどがあります。
味噌汁
夕飯の塾弁には飲むとホッとする味噌汁を持っていくことをおすすめします。最初うちの子も持っていかなかったですが温かい汁物を飲みたいと要望がありましたので持たせています。
普段飲まない具でも塾に持っていくとなぜが飲んでくれるので助かります。
汁物で野菜をとる
汁物に野菜が入った味噌汁をもっていけると野菜をとれますのでお弁当おかずに野菜が少ない時などは重宝します。
忙しい日などはご飯に魚又は肉おかず、ご飯のお供と具沢山のお味噌汁でも十分にいいと気づきました。
おにぎりを持たせれば、おにぎりと豚汁(根菜類と豚肉)、おにぎりときのこ汁(きのこと鶏肉)というように幅広く考えられるようになります。
ご飯のお供
梅干し、漬物、海苔の佃煮、塩昆布、ゆかり、ふりかけ、佃煮、ちりめんじゃこなど。
子供の好みに複数常備しておくと便利です。
即席味噌汁
ただ親がいない時に子供に作っていた味噌汁を温めてポットに入れて持って行かせるのは、火が心配なご家庭もあると思います。
そんな時は即席味噌汁がおすすめです。
味噌に鰹節や刻んだ昆布、小さめの煮干し、乾燥わかめ、とろろ昆布、桜海老、ちりめんじゃこ、海苔を好みで混ぜ、苦手でなければ刻んだネギを加えたものを用意します。
それをスープポットに入れて、お湯を注げば即席味噌汁の完成。(基本は味噌15〜18gにお湯150cc)
お湯を注ぐだけなのでポットがあればできますので火の心配も防げます。
まとめ
塾弁(お弁当)のポイントを解説しました。
お米の洗い方
- 最初に美味しい水を入れてひと混ぜする
- すぐ水を捨てる
- 軽く研いで糠を落とす
- 2〜3回水(この時は水道水)をかえながら汚れをおとす
- もう一度軽く研ぐ
- 残った水が軽く透き通るくらいまで2〜3回水をかえる
- ザルにあげて水気をきる
炊く時のポイント
- 最初のお水はおいしいお水
- 炊く時もおいしいお水
- 冷水なら尚更いい
お弁当のご飯
- 炊き立てをお弁当箱に詰める
- 網または保冷剤の上にのせて冷ます
お弁当のお肉おかず
牛肉
- 野菜との炒め物
- 甘辛いすき煮
- ごぼう・アスパラなどを巻いた牛巻き
- ステーキ
- 味噌漬け
豚肉におかず
- 生姜焼き
- 豚カツ
- 豚天
- 酢豚
- 煮豚
- 焼き豚
- ピカタ
鶏肉のおかず
- 鶏の照り焼き
- から揚げ・竜田揚げ
- 蒸し鶏
- 焼き鳥
- チキンカツ
- ピカタ
- 野菜との炒め物
- 野菜との煮物
ひき肉おかず
- ハンバーグ
- 肉団子
- ミートボール
- そぼろ
- 肉味噌
- コロッケ
- 焼売
- ひき肉オムレツ
魚のおかず
- 塩焼き
- 照り焼き
- つけ焼き
- 唐揚げ
- パン粉フライ
- でんぶ
- ピカタ
卵のおかず
- ゆで卵・ゆでうずら卵
- 煮卵
- 卵焼き
- 卵炒め
- 炒り卵
- オムレツ
茹で野菜の種類
- 春
- 菜の花 アスパラガス いんげん さやえんどう えんどう豆 空豆
- 夏
- おかひじき 枝豆 とうもろこし オクラ きゅうり ズッキーニ
- 秋
- 蓮根 ごぼう きのこ
- 冬
- ほうれん草 ブロッコリー キャベツ
味噌汁
- 具沢山の味噌汁で野菜が取れる
- 即席味噌汁はお湯だけ注ぐだけ