【塾弁(お弁当)に役立つポイント⑦】揚げ物について詳しく解説!

【塾弁(お弁当)に役立つポイント⑦】揚げ物について詳しく解説!

お弁当に役立つおかずに揚げ物があります。朝から揚げ物は大変ですが、子供が好きなので週に一度はお弁当に入れてしまいます。

揚げ物が大変なのは油の処理とコンロの汚れ。油は小さいフライパンに少ない量を入れて処理を簡単にし、油汚れはすぐ拭けば落ちやすくなります。

揚げ物の種類には

  • 素揚げ
  • から揚げ・竜田揚げ
  • パン粉揚げ
  • 天ぷら

などがあります。

揚げもので一番大切はことは新しくきれいな油であげること。何回も使った古い油は酸化していて、体にもよくなく食べたあと胃もたれます。もし揚げ物が苦手な方はこれが原因かもしれません。

家庭では少量の油で新鮮な油が使え、種類も好みの油が買えるのが利点です。油の違いでも味わいがかわるので見つける楽しみもあります。

FUTATITI
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揚げ物が苦手な方は、少しずつ慣れてお弁当作りに役立ててくださいね。

油についての詳しい解説はこちらをどうぞ!

素揚げ

ピーマンの素揚げ

素揚げとは字の通り、素材をそのまま油に入れて揚げる料理です。野菜チップス、ポテトフライなどがこれにあたります。

お弁当には椎茸、ピーマン、オクラを揚げて油を切り、塩をします。から揚げやトンカツを揚げる前にあげておけばお弁当の彩りに使えます。

素揚げを利用した料理に揚げてからうまだしに漬ける揚げ浸し(茄子の揚げ浸し)、揚げてから煮る揚げ煮(椎茸と牛肉の揚げ煮)などもあります。

お弁当には汁気があるので中々入れられませんが、作りやすい夕飯のおかずになります。

から揚げ・竜田揚げ

から揚げは、素材に小麦粉や片栗粉(又は両方)を漬けて揚げる料理です。

素材に味付けをせず、粉をつけて揚げるから揚げ味付けをしてから粉をつけて揚げるから揚げがあります。

前者は魚のから揚げなどで塩や天つゆを漬けて食べたり、揚げてから酢に漬ける南蛮漬けなどにします。

お弁当には調味料に漬けてから揚げる、から揚げがよく合います。

から揚げ

鶏肉のから揚げとポテトサラダ弁当

鶏のから揚げ、魚のから揚げがあり子供も大人も好きなお弁当おかずの1つです。お弁当に入れるなら小さめの一口大に切ると火の通りや冷める時間も早く、お弁当箱に盛り付けやすいです。

作り方

  1. 鶏肉は小さめの一口大に切り、塩、醤油、酒、好みでおろし生姜・おろしにんにくを加えて混ぜる。
  2. 小麦粉を加えて軽く混ぜ、片栗粉をつける
  3. 小さいフライパンに油、2)の鶏肉を入れて火にかける。
  4. 7~8分あげてこんがりとなり火が通れば、バットに取り出す。
  5. 冷ましてからお弁当に盛り付ける。

おろし生姜を入れるとさわやかな味わい、おろしにんにくを入れると食欲そそる味わいになります。両方入れてもよくその時の献立や気候などで選んでください。もちろん入れなくてもおいしく揚がります。

竜田揚げ

から揚げと竜田揚げの違いは以下になります。

から揚げ
漬けた調味料の汁気を切らずに小麦粉、片栗粉を混ぜ込みことにより、衣がしっかりとついた食べ応えのある揚げ物。
竜田揚げ
漬けた調味料の汁気を切り、小麦粉、片栗粉をつけることにより、衣が薄くつくので軽い感じの揚げ物。

竜田揚げとは、奈良県の竜田川から由来されています。片栗粉を漬けてあげることにより、揚げ揚がりが所々白く浮かび上がる様子を紅葉が流れる竜田川に見えることから名がついたそうです。

素材には鶏肉や鯖、マグロなどがよく使われています。

作り方

  1. 素材を食べやすく切り、醤油、酒、生姜汁に20分以上漬ける。
  2. ザルにあげて調味料をきってふき、小麦粉、片栗粉に漬ける。
  3. 小さいフライパンに油、2)を入れて火にかける。
  4. 7~8分あげてこんがりとなり火が通れば、バットに取り出す。

魚の場合は、油を火にかけ菜箸の先から泡が出てくる温度(約160度)になったら入れて下さい。

漬け時間により味の濃さが変わり、調味料の水気をきってから粉を漬けているので衣が薄く、から揚げよりも軽い揚げ物になっています。

パン粉揚げ

豚カツ、エビフライ、アジフライなどがあり、素材に小麦粉、溶き卵、パン粉を漬けて揚げる揚げ物です。パン粉の水分により素材は蒸し焼きにされ柔らかく火が通ります。

パン粉の種類により味わいが変わるのでぜひ生パン粉がおすすめ。

生パン粉を買うのもいいですが、余っている食パンをフードプロセッサーにかけて冷蔵又は冷凍保存しておけばいつでも使用できます。

6枚切り一枚あれば豚肉2枚は余裕でつきます。

作り方

  • 素材に塩、胡椒をして、小麦粉、溶き卵、パン粉をつける
  • 小さいフライパンに油、1)を入れて火にかける。
  • 7~8分あげてこんがりとなり火が通れば、バットに取り出す。
  • 食べやすく切ってお弁当に盛り付ける

魚(海老や鯵など)の場合は、油を火にかけ菜箸の先から泡が出てくる温度(約160度)になったら入れて下さい。

パン粉の大きさの加減で味わいがかわり、粗いパン粉ほど油を吸いやすくなります。朝時間がないときなどは、前日夜にパン粉を漬けておき当日朝揚げると段取りよくできるでしょう。

私はいつも卵料理を作る前に衣をつけて最小限の溶き卵を使い、別に取り置いていた溶き卵は卵料理に回して無駄を省いています。

その他に別の料理で余った卵白だけでも衣は漬けれるので、余っている時は使用してみてください。

天ぷら

青のり・紅生姜入りちくわ天弁当

卵と冷水、小麦粉を混ぜた衣に素材をつけて揚げます。基本は卵水(卵1個+冷水)1カップと小麦粉100gになります。この分量は昼や夜にたくさん揚げる時の量になります。

少量揚げる場合は余っている卵黄や卵白(1個分)又は卵1/2〜1個に水を少なくし1/3〜1/2カップにします。

衣の硬さは海老やイカなどを揚げる時はさらり、野菜をあげる時はどろりとした衣が目安になります。

お弁当に使える天ぷら

青のり・紅生姜入りちくわ天

私がお弁当に少し入れる天ぷらはちくわや空豆、さつまいも、椎茸、かぼちゃなどをよく使います。ちくわを揚げる時は、好みでカレー粉、青のり、胡麻、みじん切りにした紅生姜を加える時もあります。

同じ天ぷらでも衣が違うだけで変化が生まれます。

作り方

  • ボールに卵水を入れて溶き、小麦粉を加えて軽く混ぜる。
  • 小さいフライパンに油を火にかけ、菜箸の先から泡がでるまで温める。
  • 素材に粉まぶし、衣をつけて揚げる。
  • カリッと揚がれば網に取り出す。

小麦粉を加えた後は混ぜすぎないで粉が少し残るくらいにしてください。混ぜすぎるとグルテンが働き粘りがでるのでカラッと揚げづらくなります。あと冷水を使用するのも同じことでグルテンの働きを抑えます。

天ぷら弁当

冷めた天ぷらを天つゆで煮れば天丼のお弁当になります。

フライパンに天つゆ、好みの天ぷらを火にかけ、煮立って天ぷらが温まればお弁当のご飯の上にのせます。酢を使ったおかずを添えれば、後味もさっぱりのバランスのいいお弁当になります。

まとめ

お弁当に人気の揚げ物について解説しました。夏など暑くて揚げ物は大変ですが、子供が喜ぶので余裕がある時は揚げてみてくださいね。

揚げ物の週類

  • 素揚げ
  • から揚げ・竜田揚げ
  • パン粉揚げ
  • 天ぷら
素揚げ
素揚げとは、素材をそのまま油に入れて揚げる料理。野菜チップス、ポテトフライ。
お弁当には椎茸、ピーマン、オクラを揚げて油を切り、塩をする。から揚げやトンカツを揚げる前にあげておけばお弁当の彩りに使える。
から揚げ
から揚げは、素材に小麦粉や片栗粉(又は両方)を漬けて揚げる料理。素材に味付けをせず、粉をつけて揚げるから揚げ味付けをしてから粉をつけて揚げるから揚げがある。
竜田揚げ
竜田揚げとは、奈良県の竜田川から由来され、片栗粉を漬けてあげることにより、揚げ揚がりが所々白く浮かび上がる様子を紅葉が流れる竜田川に見えることから名がついた。素材には鶏肉や鯖、マグロなどがよく使われる。
パン粉揚げ
豚カツ、エビフライ、アジフライなどがあり、素材に小麦粉、溶き卵、パン粉を漬けて揚げる揚げ物。パン粉の水分により素材は蒸し焼きにされ柔らかく火が通る。パン粉の種類により味わいが変わるのでぜひ生パン粉がおすすめ。余っている食パンをフードプロセッサーにかけて冷蔵又は冷凍保存しておけばいつでも使用でき、6枚切り一枚あれば豚肉2枚は余裕でつく。
天ぷら
卵と冷水、小麦粉を混ぜた衣に素材をつけて揚げる。基本は卵水(卵1個+冷水)1カップと小麦粉100gになる。少量揚げる場合は余っている卵黄や卵白(1個分)又は卵1/2〜1個に水を少なくし1/3〜1/2カップにし、小麦粉は半量。衣の硬さは海老やイカなどを揚げる時はさらり、野菜をあげる時はどろりとした衣が目安。衣に青のり、胡麻、カレー粉、紅生姜を入れると変化がでる。