【塾弁(お弁当)に役立つポイント⑤】照り焼き&照り煮について詳しく解説!

【塾弁(お弁当)に役立つポイント⑤】照り焼き&照り煮について詳しく解説!

お弁当に役立つおかずに照り焼きと照り煮があります。照り焼きの甘辛味はお弁当のご飯によく合うおかずです。

本来の照り焼きとは、焼いた素材に照り醤油(醤油、砂糖、酒、みりんの合わせ調味料)を何回かかけて焼く調理法です。焼き鳥、鰻の蒲焼などがこれにあたります。

家庭で調理する照り焼きはフライパンで焼いてから照り調理を入れて蒸し焼きにして火を通し、蓋をとって火を強めて照りよくからめます。

昔は串で焼く照り焼きと区別して、フライパン照り焼きと呼ばれていました。今では照り焼きと言えばこちらになりつつあります。

照り煮とは素材を水分と調味料で煮て、最後に照りよく煮からめる調理法です。

今回はお弁当おかずに役立つ照り焼き・照り煮のおかずの

  • 鶏肉の照り焼き
  • ひと口照り焼き
  • 魚の照り焼き
  • 肉団子

について詳しく解説します。

FUTATITI
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ご飯に合う照り焼き・照り煮を覚えてお弁当に役立ててくださいね。

鶏肉の照り焼き

おせち料理にもよく使われる鶏もも肉の照り焼き。

フライパンで鶏肉の皮目を焼いて、照り醤油(醤油、砂糖、酒、みりんの合わせ調味料)を入れて蒸し焼きにします。

よくお世話になるお弁当おかずです。おせち料理にも使えるのできちんと冷ませば安心していただけます。作っておけばいざという時に役立ちます。

作り方

  1. 鶏肉は余分な脂を取り除いて水気をふく
  2. フライパンに油少々、鶏肉の皮目を下にして焼く。(油をペーパータオルで取りながらこんがりと焼く。
  3. 皮にこんがりと焼き色がつけばフライパンの油を取り除き、照り醤油を入れて蓋をして煮立つくらいの弱火で10〜15分蒸し焼きにする。
  4. 鶏肉に火が通れば火を強めて照りよく仕上げる。
  5. 網に取り出し、鶏肉に照り醤油をかけて余れば取りおいておく。

照り焼きのポイント

網に取り出して冷ます
  • フライパンの油を綺麗に取り除いて照り醤油を入れればすっきりとした照り焼きになります。
  • 鶏もも肉の大きさは1枚300gで12分前後を参考に蒸し時間を調節してください。
  • 照り醤油は醤油2、砂糖1、みりん1、酒1の2:1:1:1の割合が基本になります。

鶏肉なのできちんと火を通します

何回か作れば弾力などで火の通りがわかりますが、慣れていない方は菜箸で一番身が厚いところを刺します。火が通ればさい箸が通り、あまければ弾力があるため突き刺さりません。

網の上に取り出しきちんと冷まします

切り方

作りたては食べやすく切り、冷めたものは薄切りにします。

すぐ切らない場合は網の上に取り出し、蒸れないように冷まします。前日夜に作り、粗熱が取れたらすぐ冷蔵庫に入れて冷やしておくと安心して食べられます。

忙しい朝は前日に作っておくか蒸し時間が短いひと口照り焼きにします。

ひと口照り焼き

ひと口大に切ってから焼いて、蒸し焼きにします。

作り方

照りよく仕上げる
  1. 鶏肉は一口大に切る。
  2. フライパンに油少々、鶏肉の皮目を下にして焼く。
  3. 焼き色がつけば油を取り除き、照り醤油を入れて蓋をして煮立つくらいの弱火で5分程蒸し焼きにする。
  4. 鶏肉に火が通れば火を強めて照りよく仕上げる。

お弁当のご飯があたたければそのままのせ、冷めている場合はお皿に取り出して粗熱をとってから盛りつけます。

蒸し焼きの時間が早い

ひと口大に切ってから作ることにより、火の通り時間が早くなります。ひと口大の大きさにより火の通り時間はかわります。

事前に切ることにより、焼き上がり後切る必要がないので安心と時間短縮にもなります。

魚の照り焼き

鮭と玉ねぎの照り焼き

鮭、鰤などがよく登場し、その他にカジキマグロ、鰹なども照り焼きにできます。野菜も一緒にやけば同時に二つのおかずが出来上がります。

作り方

焼き色をつける
  1. 切り身の水気をふく。(1切れ約100g前後)
  2. フライパンに油、切り身を入れて焼き色をつける。
  3. 油を取り除き、照り醤油を入れて蓋をして煮立つくらいの火加減で6〜8分蒸し焼きにする。
  4. 魚に火が通れば火を強めて照りよく仕上げる。

野菜を入れる時は最初に入れて一緒に焼き、蓋をして蒸し焼きにします。玉ねぎや牛蒡などは魚の照り焼きとよくあいます。

よく油を取り除く

魚の照り焼きをおいしく作るポイントは魚を焼いた油をきれいに取り除くことです。魚臭い油を取り除くことにより、照り醤油が臭くなくなりすっきりとした味になります。

酸化した油は体にもよくないので気をつけましょう。

鶏団子(照り煮)

鶏ひき肉に卵、小麦粉を入れて丸くまとまるくらいの硬さに調節します。鍋に水、砂糖、味醂を煮立てて、丸くした団子を入れて火を通し醤油を入れて照りよく煮詰めます。

小さくてかわいらいい鶏団子は子供にも人気のおかずです。

作り方

照りよく煮つめる
  1. ボウルに鶏ひき肉、卵、小麦粉、生姜汁を入れてまとまるくらいまで混ぜる。
  2. 鍋に水を入れて火にかけ、温まれば鶏団子を小さくまとめて入れていく。
  3. 底が固まれば上下をひっくり返し、砂糖、みりん、醤油を入れて、煮汁の水分を煮つめながら火を通す。
  4. 火がとおれば煮汁を煮つめて照りよく仕上げる。

粗熱が取れたら、茹でうずらや食べやすく切った胡瓜を楊枝で刺して盛り付けます。

混ぜすぎない

混ぜる時は混ぜすぎると硬くなるので、まとまる程度にしておくと柔らかく仕上がります。

ひき肉の種類は、もも肉のひき肉なら脂があるので柔らかい団子になり、脂が少なめの胸肉のひき肉ならあっさりめの少し硬めの団子になります。混ぜた感じなどで小麦粉や卵液の量などを調節してください。

生姜の絞り汁をいれれば生姜の爽やかな香りで鶏特有の匂いが和らぎます。

まとめ

お弁当の甘辛おかずの照り焼きについて解説しました。

照り焼き・照り煮

鶏肉の照り焼き
フライパンで鶏肉の皮目を焼いて、照り醤油(醤油、砂糖、酒、みりんの合わせ調味料)を入れて蓋をして蒸し焼きにします。蒸し焼き時間は10〜15分で鶏肉の大きさによりかわる。網に取り出してきちんと冷ます。冷めてもなは薄切りにすると食べやすい。
ひと口照り焼き
ひと口大に切ってから皮目を焼いて、照り醤油(醤油、砂糖、酒、みりんの合わせ調味料)を入れて蒸し焼きにします。ひと口大に切っているため蒸し焼きの時間が短かい。
魚の照り焼き
魚を焼いてから、照り醤油(醤油、砂糖、酒、みりんの合わせ調味料)を入れて蒸し焼きにします。魚を焼いた油は丁寧に拭き取ると臭みのないすっきりとした照り焼きになる。一緒に野菜を入れてつくるとこともできる。
鶏団子
鶏ひき肉に卵、小麦粉を入れて丸くまとまるくらいの硬さに調節し、鍋に水、砂糖、味醂を煮立てて、丸くした団子を入れて火を通し醤油を入れて照りよく煮つめます。小さくてかわいらいい鶏団子は子供にも人気のおかず。練りすぎるとかたい鶏団子になるので、まとまる程度にする。