【塾弁(お弁当)に役立つポイント③】煮つけのおかずについて詳しく解説!

【塾弁(お弁当)に役立つポイント③】煮つけのおかずについて詳しく解説!

お弁当に役立つおかずに煮つけがあります。

煮つけとは素材を油で炒めて、かぶるくらいの水分(水、だし汁)を加え、火が通るまで煮詰めて甘辛い味をからめたものです。

里芋の煮ころがしや筑前煮がよく知られている煮つけになりますが、素材の中には調味料が染み込まず周りに甘辛い調味料が付着しています。

油で炒めることでコクがでて、味付けも甘辛くお弁当のご飯おかずにはおすすめの調理法です。

今回は煮つけの

  • 野菜とお肉の煮つけ
  • 筑前煮
  • 肉じゃが
  • 鶏肝の煮つけ
  • 煮つけの調味料

について詳しく解説していきます。

FUTATITI
FUTATITI

煮つけを覚えてお弁当に役立ててくださいね。

野菜とお肉の煮つけ

野菜を炒めてお肉、水分、砂糖、醤油を入れて柔らかくなるまで煮つめてからめる料理です。私もよくつくるお弁当おかずになります。

作り方

  1. 野菜を食べやすく小さめに切る
  2. 鍋に油を入れて野菜を炒めて牛肉を加える
  3. 水分(酒、水)を加えて煮立てて砂糖を加えて落とし蓋をする
  4. 醤油を加えて煮汁がなくなるまで煮詰めて照りよく仕上げる。

最後に胡椒や山椒などを加えるとアクセントになります。子供が苦手でなけらば入れてください。

野菜とお肉の種類

野菜は人参、牛蒡、蓮根などの根菜類があいます。私の子供たちは牛人参、牛牛蒡が好きなのでよくお弁当に入れています。

どちらもよく冷蔵庫にストックしている野菜なので作りやすい煮つけになります。

お肉は牛肉や鶏肉は脂が白く固まらないので作りやすいですが、豚肉の場合は冷めると脂が固まり白くなりやすいのでバラ肉はむきません。

豚もも肉や豚肩ロース肉なら比較的脂が少ないのでお弁当にも使用できるでしょう。

筑前煮

筑前煮とは福岡県の筑前地方の郷土料理だと言われています。油で炒めて煮るというのが筑前地方の料理法にあり、このことから筑前煮と呼ばられるようになったとか。

その他にがめ煮や鶏肉と炒めることから炒り鶏などとも呼ばれます。

作り方

  1. 鶏肉と野菜は蓮根、牛蒡、人参の根菜、こんにゃく、干し椎茸があり、それぞれ一口大に切る(乱切りなど)
  2. 油で鶏肉を炒めて取り出し、その油で根菜、こんにゃくを炒めて鶏肉、干し椎茸を戻して水分(水、椎茸の戻し汁、だし汁など好みのもの)をひたひたに入れて煮立たせる
  3. 落とし蓋をして砂糖を加え、少したってから醤油を加える
  4. 火が通るまで煮て、煮汁を煮つめて照りよく仕上げる。

お弁当の筑前煮

お弁当に入れる場合は火の通りを早くするため、小さめの一口大にします。

詰める時はお弁当箱に炊き立てのご飯を詰めて、できたの筑前煮をのせて冷まします。残った場合はすぐ冷ませば痛みづらくなりますので味の変化も少ないです。

干し椎茸を入れる場合の水分は戻し汁などを入れますが、ないときは酒と水でも十分に美味しくできます。

肉じゃが

肉と玉ねぎ、牛肉あれもば糸こんにゃくを入れた肉じゃがは冷めても美味しいのでお弁当にもよく合います。

お弁当の肉じゃがはじゃがいも、玉ねぎは小さめに切っておくと火の通りが早く食べやすくなります。

作り方

  1. 小さいフライパンに小さめに切ったじゃがいも、玉ねぎ、糸こんにゃくを入れて上に牛肉をのせる
  2. 砂糖、醤油、酒を加えて蓋をして煮立てば10〜20分(時間は大きさやじゃがいもの質による)蒸し煮にする。
  3. 火が通れば蓋を取り、好みの煮詰め加減まで煮つめる。

この肉じゃがは酒で蒸し煮にしているやり方です。蒸し煮にしていることでじゃがいもが煮崩れにくくなります。

鶏肝の煮つけ

鶏肝とはレバーや心臓(ハツ)、砂肝のことです。1つだけでもいいですし、鶏肝を数種混ぜても余っていれば鶏肉も入れられます、

鶏肝はたんぱく質や鉄分・亜鉛・ビタミンAなど豊富な栄養素が含まれています。特にレバーは、その他のレバーより扱いやすくクセがなく柔らかいです。

作り方

  1. 鍋に鶏肝、水分(酒、水)を入れて火にかける。
  2. 煮立てばアクをとり、砂糖、醤油を加えて落とし蓋をする
  3. 煮汁がなくなるまで照りよく煮つめる

肝の匂いが苦手な方は、好みで生姜の千切りや粗く刻んだもの、白ネギなどを入れると和らぎます。白ネギは煮るととろけるので絡みやすくなります。

煮つけの調味料

煮つけには油、砂糖や醤油を使用しますが、種類を変えるだけで味わいがかわります。

油はサラダ油を菜種油、米油、大白胡麻油に変えるだけでコクと味わいがかわります。

砂糖は好みにより、ざらめ、きび砂糖、てんさい糖を使用すればコクがでて、醤油もたまり醤油を使用すると出来上がりの色が濃くなり、味も強くなります。

他のおかずとバランスを取って使用してみるのもいいですね。

調味料の基本はこちらをどうぞ!

まとめ

煮つけについて解説してきました。煮つけは甘辛くご飯おかずに最適です。素材は日持ちする根菜や冷蔵庫にストックしておけるこんにゃくなどと相性がいいです。

好きな素材を組み合わせて家庭の煮つけを作ってみてくださいね。

煮つけのおかず

煮つけとは
素材を油で炒めて水分を加えて煮る煮物のこと。煮つめ加減により、味がかわる。素材の中には調味料が染み込まず、甘辛い調味料が素材に付着する。
野菜とお肉の煮つけ
根菜(人参、牛蒡、蓮根など)を炒めて、お肉を加えて甘辛くした煮物。
お肉は牛肉、鶏肉がよくあい、豚肉を使用する場合は脂が比較的少ないもも肉、肩ロース肉など使用する
筑前煮
筑前煮とは福岡県の筑前地方の郷土料理。油で炒めて煮るというのが筑前地方の料理法にあり、このことから筑前煮と呼べれるようになった。がめ煮や鶏肉と炒めることから炒り鶏などとも呼べれている。
鶏肉と根菜、こんにゃく、干し椎茸などを使用し、水分は干し椎茸の戻し汁、水、酒などを使用する。あればだし汁など使用しても。
肉じゃが
お弁当の肉じゃがはじゃがいも、玉ねぎは小さめに切っておくと火の通りが早く食べやすくなる。蒸し煮にしていることでじゃがいもが煮崩れにくくなる
鶏肝の煮つけ
レバーや心臓(ハツ)、砂肝を使った甘辛い煮物。1つだけでもいいですし、鶏肝を数種混ぜてもおいしい。
鶏肝はたんぱく質や鉄分・亜鉛・ビタミンAなど豊富な栄養素が含まれている。特にレバーは、その他のレバーより扱いやすくクセがなく柔らかい。
煮つけの調味料
油はサラダ油を菜種油、米油、大白胡麻油に変えるだけでコクと味わいがかわる。
砂糖はざらめ、きび砂糖、てんさい糖を使用すればコクがでて、醤油もたまり醤油を使用すると出来上がりの色が濃くなり、味も強くなる。