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受験生の親にとって子供の風邪は難敵であり、気をつけていても風邪をひいてしまうこともあります。
夏期講習などは1日休むと取り戻すのに3日かかると言われているので夏風邪には気をつけたいものです。
私も学生時代はよく引いていましたが、なぜか社会人になってからは15年ほど風邪もインフルエンザもかかったことがありませんでした。特に食事に気をつけていたのが要因かもしれません。
そこでこの記事では風邪をひかないように気をつけるポイントと風邪をひいてしまった時の食事、食材について詳しく解説します。
この記事を読めば風邪予防や風邪を引いたあとの食事・食材の基本がわかります。
風邪予防を詳しく知りたい方は最後まで読んでくださいね。
プロフィール
- 40代で料理系の仕事20年以上。
- 調理師&野菜ソムリエの資格持ち。
- 小学生双子の父親で料理を毎日担当。
- 3年間受験にむけて頑張っている子供の為に料理を日々勉強中。
風邪をひく
免疫力が低い状態が続くと風邪にかかりやすくなるので、免疫力を高く維持する状態んいしておく必要があります。
免疫力が高い状態なら風邪をひきづらくなるということが言えます。
免疫力を下げないポイント
睡眠を十分とる
受験生でも睡眠は十分に確保しないといけなく、特に中学受験の小学生には睡眠は大切です。受験で結果をだしている子供は睡眠を確保し、朝勉強をしています。
寝不足が続くと免疫力が下がり、体調を崩しやすくなります。規則正しい生活を日頃から気をつけましょう。
適度な運動をする
適度な運動をすると免疫力が上がることが研究結果からわかっています。散歩から始まり、筋トレ、ストレッチ、軽いランニングなどがいいです。
たまには息抜きに公園などにいって遊ぶのもいいでしょう。ただし激しい運動をして疲れると逆に免疫力が下がるので避けます。
暴飲暴食をさける
暴飲暴食をすると胃腸の負担になり、消化に時間がかかってしまい、胃腸の機能が弱まってしまいます。
胃腸と免疫力には深いかかわりがあるので胃腸には気をつける必要があります。特に受験間際などは消化に悪いものはさける必要があります。
体温をさげない
人の体は体温で免疫力に差がでて、1度違うだけで免疫力が下がったり上がったりするそうです。
冬などは体を冷やさず、常にあたたかくしておき体温をあげておく必要があります。
ウイルスを抑えるポイント
室内の湿度・温度を保つ
受験間近の冬は寒く、乾燥しやすいです。室温が低く、空気が乾燥しているとウイルスの動きが活発になり空中に漂いやすくなります。
乾燥している空中ではウイルスが増殖しやすくなり、また体内への侵入もしやすくなるそうです。
加湿器を使い湿度を50〜60%、室温も20〜25度くらいを目安に保つといいでしょう。
緑茶でうがい
そもそもうがいとは水を使って口の中、喉を洗浄することです。喉には口から入った埃、ウイルス、菌などさまざまなものが付着しやすくなります。
水でもいいですがお茶でうがいをするとカテキンの効果で風邪をひきづらくなる研究結果もでています。
カテキンには殺菌作用があるので効果があるのだと思います。お医者さんも休憩の合間にしている緑茶うがいをする人がいると聞きます。
風邪予防に役立つ栄養素
風邪予防のためにかかせない栄養素があります。たんぱく質とビタミンであり、役割、効果をご紹介します。
ただこれだけとればいいというわけではなく、バランスの良い食事を日頃から心がけてください。
たんぱく質
たんぱく質は免疫細胞を作るための材料となる重要な栄養素になります。主に肉、魚、卵、豆腐などに多く含まれています。
ビタミンC
白血球やリンパ球にビタミンCは多く含まれています。白血球やリンパ球はウィルスや細菌と戦うのでビタミンCを摂取することで免疫機能があがり抵抗力がつきます。
ビタミンA
ビタミンAは鼻や喉、胃の粘膜などを正常に保ち丈夫にしてくれます。その他にウイルスや細菌といった外敵が体内へ侵入するのを防いだりもしてくれます。
主ににんじん、かぼちゃ、春菊、ほうれん草、しそ、うなぎ、卵、チーズなど多いです。
風邪をひいたときの食事・食材
うちでは朝いつもよく食べる子供の食欲がなくなった時、昼、夜に必ずと言っていいほど体調を崩して熱がでます。
食欲がなくなったら風邪のサインとなり、その後も食欲がなく食欲がでてきたら逆に回復のサインとなります。
水分だけはよく取らせますが無理して食べさせず、子供の食欲にまかせています。それがうちの子の経験上一番早い回復になります。
食事
風邪を引いたときによく食べられる食事を紹介していきます。
おかゆ
おかゆとは米を洗って、その6〜10倍の水で炊いた柔らかいご飯のことです。
炊く時間は20〜40分。水分が多く炊く時間が長いほど柔らかいお粥になります。水分が多いため普通のご飯より食べやすく消化もいいです。
梅干し、佃煮などと一緒にいただきます。
おじや・雑炊
おじや・雑炊もだし汁にご飯や野菜、肉、魚介を入れて煮たものです。最後に溶き卵でとじているもの多いですね。
たぶん私が思うにおじやはご飯とだし汁の割合が半々くらいで出来上がりがドロっとしていて、雑炊の方はだし汁の割合が多くサラッとしています。
雑炊はご飯を洗ってよりさらっとさせる人もいます。
昔から家庭では鍋の後のシメにおじやがあり、その後お店屋さんが家庭と差別化をはかるためにサラッとした雑炊を考えたと思っています。どちらも体調が悪い時には食べやすいのでおすすめの料理です。
うどん
体調が悪い時はコシがあるうどんは消化が悪くなるので、よく煮込み柔らかくしておきます。うどんはそばや中華麺よりは食物繊維がなく、糖質の割合が高いので消化が早くエネルギーに変わりやすいのです。
最初はかけうどんや卵とじうどんから始め、食欲が出てきたら具材を入れていただきます。
だし汁・スープ
だし汁だとカツオと昆布で作るだしを、スープなどは鶏ガラや手羽先などで取るチキンスープなどが作りやすいです。
最初は塩や醤油、味噌で味付けし、卵でとじる卵スープなどがいただきやすいです。貝のだしも栄養満点なので、しじみ、あさりなどの季節は材料としてもいいでしょう。
食欲がでてきたら、具沢山の味噌汁、野菜スープなどに移行していきます。
葛湯
葛根湯の材料にもなっている葛も体によく、風邪にも効くとされています。葛屋さんで働いている人たちは風邪をあまりひかないというくらい風邪には効くそうです。
葛湯は鍋に葛と砂糖、水を入れてよく溶かし練りながら透明になるまで火を通していただきます。
葛、砂糖など最初から混ざっている葛湯用のものも販売されていますのでご確認ください。
葛湯は日頃から飲むのもいいですし、風邪をひいた時にも体にいいのでおすすめです。
食材
昔から風邪にいい食材としてはちみつ、ネギ、生姜、りんごなどがあげられます。その効果について紹介します。
はちみつ
はちみつには抗菌作用や抗炎症作用があります。特に喉の痛み、咳、鼻詰まりなどの軽減に効果的です。
ただし一歳以下には、はちみつは与えてはいけないので注意が必要です。
葱
昔から「風邪をひいた時は葱を首に巻く」という行為があるくらいネギには風邪にはいいとされてきました。
実際葱のアリシンという物質が強力な殺菌効果があり、食べると喉のウイルスの繁殖を防ぐとの効果があるそうです。殺菌作用の硫化アリルや風邪予防に効果的なビタミンCなども豊富です。
生姜
生姜にはジンゲロール、ショウガオールの成分が含まれています。ジンゲロールは生の生姜に多く含まれており、乾燥・加熱するとショウガオールに変化します。
ジンゲロールは喉の痛みに効く殺菌作用、ショウガオールは胃腸の働きを高め、食欲を増進させます。血液の流れを促し、体を芯から温めることで代謝を上げ免疫力を高めてくれます。
生姜湯なども昔から風邪予防に飲まれています。
りんご
昔から風邪をひいたらりんごをすりおろしていただくとよくあります。私も親からりんごをすりおろしてもらっていました。
ヨーロッパなどでは「1日1個のりんごは医者いらず」と言われているほど体にいい食べ物だとされいます。
すりんごが風邪の時いい理由として水分、ミネラルが多く、腸内環境を整えてくれるペクチンも含まれていることがあげられます。すりおろしりんごは甘く食べやすい点もあります。
すりおろしたりんごが食べづらいお子さんの場合はガーゼに包んでりんごジュースにすると飲みやすくなります。
まとめ
風邪をひきにくくするポイントを解説しました。免疫力をさげないで、バランスの良い食事を日頃から心がけましょう。
免疫力を下げないポイント
- 睡眠を十分にとる
- 適度な運動
- 暴飲暴食をさける
- 体温をさげない
ウィルスを抑えるポイント
- 室内の湿度・温度をたもつ
- 湿度を50〜60%、室温も20〜25℃くらいを目安に保つとウィルスの活動が弱まる
- 緑茶うがい
- 緑茶に含まれる殺菌作用の強いカテキンがウィルスや菌などを除去してくれる
風邪予防に役立つ栄養素
- たんぱく質
- たんぱく質は免疫細胞を作るための材料となる重要な栄養素。主に肉、魚、卵、豆腐などに多く含まれている。
- ビタミンC
- 白血球やリンパ球にビタミンCは多く含まれている。白血球やリンパ球はウィルスや細菌と戦うのでビタミンCを摂取することで免疫機能があがり抵抗力がつく。
主に赤ピーマン、ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、キウイ、アセロラ、ゆず、レモンなど。 - ビタミンA
- ビタミンAは鼻や喉、胃の粘膜などを正常に保ち丈夫にしてくれる。その他にウイルスや細菌といった外敵が体内へ侵入するのを防いだりもしてくれる。
主ににんじん、かぼちゃ、春菊、ほうれん草、しそ、うなぎ、卵、チーズなど。
風邪をひいた時の食事
- おかゆ
- おじや・雑炊
- うどん
- だし汁・スープ
- 葛湯
風邪をひいた時の食材
- はちみつ
- 葱
- 生姜
- りんご