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子供の頃はよく海苔の佃煮、昆布の佃煮、あさりの佃煮など家でみかけていました。漬物好きだった私は佃煮も好きでご飯を何杯も食べていたのを思い出します。
うちの子はよく食べますが、佃煮は醤油の色で黒くて、甘辛く地味な食べ物と思われていますよね。
でも佃煮を家に常備していればご飯のお供に、大人には日本酒のあてになります。
栄養的にも佃煮は、素材そのものを使用するため素材の栄養をまるまる摂取できることができます。
またその素材も
- 昆布、海苔などの海藻類
- 海老、あさり、小魚などの魚介類。
- ふき、椎茸、葉唐辛子、ごぼうなどの野菜類
- 牛肉などの肉類
など栄養価が高いものばかりです。
栄養が取れて、ご飯が進み、冷蔵庫に入れておけばいつでも食べられ、またお弁当にも入れられるすばらしい食べ物です。
そんな佃煮を食べないないなんてもったいない。でもここでいう佃煮は添加物を入れない又は少ない佃煮にかぎります。
この記事でわかること
など詳しく解説しています。
あまり食べていたなかったご家庭のきっかけになっていただけたいいですね。佃煮は自分でも作ることができますので好きになったら試してください。
プロフィール
- 40代で料理系の仕事20年以上。
- 調理師免許所時。野菜ソムリエ。
- 小学生双子の父親で料理を毎日担当。
- 3年間受験にむけて頑張っている子供の為に料理を日々勉強中。
佃煮について
そもそも佃煮とは何か?
佃煮とは小魚、貝、海藻、野菜、肉などを醤油、砂糖、みりん、酒などで味つけした甘辛いものです。
昔は余った小魚を塩煮にして保存性を高めた保存食でした。そう最初は醤油や砂糖を使用しない塩味だったのです。
漁が盛んだった江戸の佃島(現在の中央区)の漁師がつくった保存性の高い煮物から佃煮となったそうです。
現代の佃煮になったのは幕末頃
幕末頃に当時まだ高級だった醤油を使いはじめ、現代のような甘辛い佃煮になったと言われています。
その佃煮を地方にお土産として持ち帰り評判がよく全国に広まりました。保存性も高く味もよいのも特徴です。
冷蔵庫のない時代でも日持ちさせるため現代の佃煮より味が濃いのがわかります。少ない佃煮でご飯がたくさんいただけたのも思い浮かびますね。
佃煮は子供・受験生におすすめ
佃煮をうちの子供たちは昆布や海苔などよく食べていますが、苦手な子もいると聞きます。
佃煮を食べないなんてもったいない…そんな子供たちにも食べてもらいたい佃煮の魅力を紹介します。
素材の栄養が取れる
佃煮には海産物、農産物、混合物(海産物+農産物)、肉類などがあります。素材をそのまま煮たりするのでその素材の栄養分をまるまる摂取できます
特に海産物の海藻類や魚介類には栄養分がいっぱいふくまれています。
- 海藻類
- ビタミン、カルシウム、マグネシウム、食物繊維
- 魚介類
- タンパク質、脂質、ビタミン、鉄、リン、カルシウム
- 野菜類
- ビタミン、食物繊維、ミネラル、鉄
- 肉類
- タンパク質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸
いつでも食べられる
冷蔵庫のなかった時代の佃煮は今よりの味が濃く、しょっぱく保存性が高い食べ物でした。
現在は冷蔵庫が広まったので味はちょうどよくなり保存性は昔よりは低くなりましたが、味の変化が少ない食べ物です。
味の変化が少ないので冷蔵庫に入れておけばいつでも食べられます。2~3種類の佃煮を常備しておけばおかずによって変えることができますね。
お弁当に入れられる
ご飯のお供に最適の佃煮は、お弁当にも入れられます。梅干しと一緒で保存性もあり痛みにくいです。
この時もおかずの種類によって魚系が多ければ野菜の佃煮に、野菜系が多ければ魚介類や海藻類、肉類などにしてバランスを取りましょう。常備しておけばいろいろと変えられます。
佃煮の種類
佃煮の種類には、海産物の魚介・海藻類の佃煮、農産物の野菜の佃煮、二つをあわせた混合佃煮、肉類の佃煮などがあります。
それぞれの代表的な佃煮を紹介します。
代表的な魚介・海藻類の佃煮
海老
芝海老、川海老、すじ海老、桜海老などがあります。どれも殻付きのままいただけるので栄養満点の佃煮になります。
栄養分はタンパク質、タウリン、ビタミン、アスタキサンチン、カルシウムなどが豊富です。
殻ごと食べれる佃煮はカルシウムも取れるのでいいですね。
あさり
あさりのむき身を生姜などと一緒に煮ています。家庭だと蒸し煮にして身を取り出しくして、その蒸し汁も一緒に使用すれば栄養満点の佃煮にできますね。
あさりの栄養分は特にタンパク質、ビタミン、カルシウム、鉄分が豊富に含まれています。
子供に大切なミネラルが豊富に取れる点がいいですね。
しらす
漁港近くの場所だと生のまま佃煮にしているところがあります。その他の場所だと釜揚げしらすかちりめんじゃこを戻して佃煮にしています。
しらすはいわしの稚魚ですのでカルシウム、ビタミンD、タンパク質、マグネシウムなどが豊富に取れます。
しらすは子供にも人気があるので食べやすい佃煮。
海苔
瓶詰めでも売っている海苔の佃煮。湿気った海苔でも十分おいしく作れるので手作りにもおすすめです。
海苔には、食物繊維、ビタミン、ミネラル、タンパク質、葉酸などが豊富に入っています。その栄養がたくさん取れるので常備したい佃煮の一つです。
ご飯はもちろん、バタートーストにもあいますよ!
昆布
子供にも人気がある昆布の佃煮。おにぎりやお弁当にも入れやすく家庭で一番食べられているのはないでしょうか?
昆布には食物繊維、ミネラル、ビタミン含まれ特にカルシウム、要素などのミネラルが豊富です。
カルシウムは牛乳の6倍もあり、昆布が取れる地方の子供は小さい頃から昆布をかじっていると聞きますので子供にとっても貴重な食材ですね。
味も栄養もピカイチで食べやすい佃煮ですね。
その他の海産物の佃煮
お茶漬けにあう穴子の佃煮、季節ものの小魚には小はぜ、あゆなどもあります。
穴子の佃煮のお茶漬けはおいしいですね。
代表的な野菜の佃煮
ふき(きゃらぶき)
野ぶき(山ぶき)を、皮をむかずにだし、砂糖、醤油で煮たものをきゃらぶきといいます。山ぶきは3〜5月くらいにしか出回らない季節の野菜です。
よくスーパーなどで太いふきは愛知早生ふきと呼ばれ皮がかたいので、使用する場合は皮をむき、小さめに切ると扱いやすいです。
ふきは食物繊維、ミネラルなどが含まれています。
手作りのきゃらぶきは季節の味を楽しめるよ!
葉唐辛子
唐辛子のまだ大きくなっていない時に葉ごと収穫したものです。この葉を佃煮にしたものが葉唐辛子の佃煮となります。
葉には唐辛子にはないビタミン、ミネラル(鉄、カリウム、カルシウム)なども含まれています。
葉自体には辛さはなく、ほんのり唐辛子の爽やかな風味があります。
葉唐辛子の佃煮はご飯が進みますね!
ごぼう
食物繊維、ミネラルが豊富なごぼうの佃煮。醤油味との相性もよくご飯が進みます。ごぼう独特の風味もおいしさの一つですね。
独特な風味と味がとりこになるごぼうの佃煮!
代表的な混合佃煮
しそ昆布
切り昆布としその実を使った混合佃煮。ほのかにしその香りがするのでさわやかな味わいの昆布の佃煮になります。
さわやかな味わいで子供にも人気がありますね。
椎茸昆布
グルタミン酸の昆布とグアニル酸の椎茸とが合わさった相乗効果がある混合佃煮。味も風味もよい佃煮になります。
どちらにもそれぞれの味が染み込んでいる佃煮ですね。
その他の混合昆布
その他の混合昆布は、こもち昆布、肉ごぼう、肉きのこの混合佃煮があります。
肉類の佃煮
牛肉と生姜を甘辛く煮た佃煮。ご飯が進み、お肉なので満足感が一番ある佃煮です。使用するお肉は冷めても脂が白くでない牛肉になります。
豚肉もおいしいですが冷めた時、脂が固まって白くなるので食べにくくなってしまいます。
牛肉の栄養分はタンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンなどが含まれていて、特にタンパク質が豊富に含まれています。
ご飯のお供に2~3種類常備していたらその時の気分でいろいろ選べます。子供の好きな佃煮を用意するといいですね。
贅沢な牛肉の佃煮!お弁当にもおすすめな一品ですね。
まとめ
佃煮の魅力について解説しました。佃煮は常備冷蔵庫に入れておけば、いつでもどんな時にも食べれる栄養分豊富な食べ物です。
この機会にいろいろな佃煮を試してみてください。
佃煮の知識
- 素材を調味料で甘辛く煮たもの
- 昔は小魚を塩で煮たもの
- 江戸の佃島の漁師がつくった保存性の高い佃煮
- 幕末頃に醤油、砂糖の甘辛い佃煮が誕生
- 現代はその頃よりは食べやすくなっている
子供・受験生におすすな理由
- 素材の栄養が取れる
- いつでも食べられる
- お弁当にも入れられる
佃煮の栄養
- 海藻類
- ビタミン、カルシウム、マグネシウム、食物繊維
- 魚介類
- タンパク質、脂質、ビタミン、鉄、リン、カルシウム
- 野菜類
- ビタミン、食物繊維、ミネラル、鉄
- 肉類
- タンパク質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸
代表的な海産物の佃煮
- 海老
- 芝海老、川海老、すじ海老、桜海老など。どれも殻付きの食べられるので栄養満点の佃煮。
栄養分はタンパク質、タウリン、ビタミン、アスタキサンチン、カルシウムなどが豊富。 - あさり
- あさりのむき身を生姜などと一緒に煮ている佃煮。
あさりの栄養分は特にタンパク質、ビタミン、カルシウム、鉄分が豊富。 - しらす
- 漁港近くの場所だと生のまま佃煮にしているところがある。その他の場所だと釜揚げしらすかちりめんじゃこを戻して佃煮にしている。
しらすはいわしの稚魚ですのでカルシウム、ビタミンD、タンパク質、マグネシウムなどが豊富。 - 海苔
- 瓶詰めでも売っている海苔の佃煮。湿気った海苔でも十分おいしく作れるので手作りにもおすすめ。
海苔には、食物繊維、ビタミン、ミネラル、タンパク質、葉酸などが豊富。 - 昆布
- 子供にも人気がある昆布の佃煮。昆布には食物繊維、ミネラル、ビタミン含まれ特にカルシウム、要素などのミネラルが豊富。カルシウムは牛乳の6倍もある。
代表的な農産物の佃煮
- きゃらぶき
- 野ぶき(山ぶき)を、皮をむかずにだし、砂糖、醤油で煮たもの。山ぶきは3〜5月くらいにしか出回らない季節の野菜。スーパーなどで見かける太いふきは愛知早生ふきと呼ばれ皮がかたいので、使用する場合は皮をむき、小さめに切ると扱いやすい。ふきは食物繊維、ミネラルなどが含まれています。
- 葉唐辛子
- 唐辛子のまだ大きくなっていない時に葉ごと収穫したもの。この葉を佃煮にしたものが葉唐辛子の佃煮となる。
葉には唐辛子にはないビタミン、ミネラル(鉄、カリウム、カルシウム)なども含まれている。葉自体には辛さはなく、ほんのり唐辛子の爽やかな風味がある。 - ごぼう
- 食物繊維、ミネラルが豊富なごぼうの佃煮。醤油味との相性もよくご飯が進みます。ごぼう独特の風味もおいしさの一つ。
代表的な混合佃煮
- しそ昆布
- 切り昆布としその実を使った混合佃煮。ほのかにしその香りがするのでさわやかな味わいの昆布の佃煮にななる。
- 椎茸昆布
- グルタミン酸の昆布とグアニル酸の椎茸とが合わさった相乗効果がある混合佃煮。味も風味もよい佃煮になる。
代表的な肉類の佃煮
- 牛肉の佃煮
- 牛肉と生姜を甘辛く煮た佃煮。ご飯が進み、お肉なので満足感が一番ある佃煮。使用するお肉は冷めても脂が白くでない牛肉。
牛肉の栄養分はタンパク質、鉄分、亜鉛、ビタミンなどが含まれていて、特にタンパク質が豊富に含まれいる。