- しらすの種類がわからない
- しらすの種類の栄養を教えてほしい
- しらすの賞味期限のことが知りたい
しらすは子供にとっておいしくて、栄養が取れて、あまり嫌いな子がいない唯一の食べ物です。
この記事では意外にわからない以下の点について解説しています。
- しらすの種類
- しらすの旬
- しらすの栄養
- しらすの賞味期限
- しらすの産地
- しらすの保存方法
- しらすの料理
この記事を最後まで読めば、しらすの魅力がさらにわかります。
しらすって本当においしく、うちの子供達も大好き!
魚だからカルシウムもとれてお世話になっているよ!
しらすの種類
- 生しらす
- 無加工のしらす。海から採れた状態
- 釜揚げしらす
- 海から採れたてのものを塩茹でしただけの状態
- しらす干し
- 釜揚げしらすをすぐ干したもの 30%程水分を飛ばした状態
- ちりめんじゃこ
- ちりめんじゃこ しらす干しをさらに干したもの 50%以上水分をとばした状態
生しらすは最近では流通のおかげで産地以外のところでも食べれるようになりました。
お寿司屋さんでは軍艦ででてきて、少し醤油をたらしていただきます。
釜揚げしらすも凍結、無凍結などあり、無凍結のおいしさはたまりません。
しらす干しは干している分、釜揚げしらすより日持ちがして味が落ちにくいです。
ちりめんじゃは一番乾燥されているので日持ちはします。栄養も水分がとんでいる分高いですが、塩分も少し強めです。
しらすの栄養
しらすとは、イワシ、ニシン、イカナゴ、アユ、ウナギなどの魚の稚魚の総称であり、体に色素が少なく、白色〜透明色をしています。
市場などで売られているしらすは主に、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシの稚魚です。その中でもカタクチイワシが一番流通しています。
しらすの栄養はカルシウム、ビタミンD、タンパク質、マグネシウムが豊富であり、丸ごと食べられるので栄養をたくさんとれます。
カルシウムは子供の成長にもいいですし、ちりめんじゃこの場合は同量あたりのカルシウムがしらすの約10倍もあります。
ただ少しかたいので小さい子供のうちは食べづらく、少し塩分も強いです。
ビタミンDも豊富ですので、カルシウムの吸収も一緒に手助けしてくれますので、骨や歯の成長に期待できます。
その他にもエラスチン、メチオニン、核酸なども豊富であり、肌の弾力やニキビ予防にも役に立ちます。
しらすの賞味期限
それぞれの賞味期限をみていきましょう。
- 生しらす
- 一番足がはやいです。できれば産地の場所で採れたてを食べるのがいいでしょう。この美味しさはとれたてでないと味わえません。スーパーなどで売っているものは、買ったその日に食べてください。買って少し怪しいかなと思ったら塩ゆですれば安心です。
- 釜揚げしらす
- 二番目に早いのが釜揚げしらすです。買ってから2〜3日が目安です。干していないので水分があるので少し痛むのが早いです。その分フレッシュ感があるのが魅力です。
- しらす干し
- 30%干してあるので釜揚げしらすより日持ちします。1週間ほどが目安です。
- ちりめんじゃこ
- 一番日持ちします。50%以上水分を飛ばしているので2〜3週間ほどが目安です。それでも常温では保存せず、冷蔵庫で保存してください。味も変わりずらくなります。
チェックポイント
流通過程や自宅の保存方法などでも変わりますので参考程度にしてください。
昔は流通が今ほど整備されていなかったので、自分の祖母などはかならず下茹でして水にとって水気を拭いてから、大根おろしや酢の物に使っていたそうです。
現在でも変な匂いはしないけどそのままでは不安な時は、油で炒めたり、パスタに入れたりと加熱すれば問題ないです。
ただ変な匂いの時は諦めて処分してください。
釜揚げの場合は見た目に水分が多い時があるので、その時はペーパーで拭いてしまうのがよりいいです。
しらすの旬
主にしらすの旬は3〜10月頃です。
おいしいしらすの条件は、形がよく身が崩れていないものや体が細く、色が白いものなどがあげられます。
しらすは12月から3月頃までは禁漁にしている地域もありますので、旬のしらすを食べたい時などは事前にその時期を外して漁港などに行くといいでしょう。
しらすの産地
しらすの産地で有名なのが、静岡、神奈川、茨城、兵庫などがあります。
静岡は1月から3月中旬くらいまで禁漁です。3月〜10月くらいに静岡に行けばおいしいとれたてのしらすがいただけます。
関東で有名なのが神奈川と茨城です
特に神奈川は4〜5月頃の春しらすと呼ばれ、脂がのって甘味があり、漁師さんの間でも評判です。
茨城は大洗、鹿島、北茨城、日立などが主な産地で、毎年2月に漁が解禁されます。
旬は4〜6月、8〜10月、特に秋は脂がのって甘く美味しいと評判です。
関西で有名なのが兵庫県であり、漁獲量も全国で最も多く2割ほど占めています。
特に淡路島が有名であり、4月下旬から11月まで漁がおこなれます。
4〜5月、9〜11月が淡路島の旬であり、その時期に訪れるのがおすすめです。
しらすの保存方法
保存と考える前に美味しいうちにすぐ食べ切りましょう。
家庭で冷凍したとしても味が落ちるのでしょうがありません。
そうはいっても大量にもらった時などは、小分けにして冷凍して早めにいただくのがいいです。
もしまだお子さんなどが小さく、いつ食べるかわからない場合などは真空パックも売っているので、多く買って冷凍保存するならそちらを買うのをおすすめします。
でもやはり作りたての釜揚げやしらす干しはおいしいので、機会があったら買うのが一番いいです。
しらす料理
うちの子供たちもしらすは、二人とも好きな食材でよく食卓にも登場します。主な料理は以下です。
- しらすご飯
- しらすのサラダ
- しらすの焼き飯
- しらすの卵焼き
- しらすのパスタ
- しらす大根
- しらすの炒めもの
買いたての新鮮な時は、炊き立てのご飯にしらすをかけていただく、しらすご飯。
炊き立てのご飯としらすの組み合わせは一番おいしいと思います。
次にうちの娘が焼き飯の中で一番好きなのがしらすの焼き飯で、卵、しらす、ネギでシンプルに炒め合わせるのがおすすめです。
しらすの塩分でおいしくいただけるので体にもやさいしい焼き飯です。
少したったしらすなど加熱した方がいいときなどは、しらすの卵焼きとしらうのパスタをよくやります。
卵焼きは溶き卵にしらすをたっぷりと入れて、小さいフライパンに油を熱し、流してかき混ぜ底に焼き色がついたらひっくり返し、裏側もこんがりと焼きます。
子供たちにもいいですが、大人のお酒のおつまみにも合います。
しらすのパスタはお店でもいろいろな野菜と組み合わせて出てきます。
大人などはペペロンチーノのようにつくり、最後にしらすとたっぷりの大葉を加えて混ぜ合わせ、しらすのペペロンチーノが出来上がります。
子供にはシンプルにしらすとにんにくだけがいいと思いますが、パスタと一緒にゆでたブロッコリーなど一緒に合わせればいいですね。
あとはスライスした玉ねぎやゆでたブロッコリーにたっぷりのしらすとオリーブオイルをかけて食べるのも子供には人気があります。
お弁当
お弁当に入れたい時はちりめんじゃこならいいですが、釜揚げ、しらす干しは夏には痛みやすいのでおすすめしません。
私が入れる時は油で炒りつけて水分とばし、ご飯の上にのせています。
油との相性もいいのでご飯が進み、また胡麻油で炒めてもおいしいので好みで使い分けてください。
子供が食べてくれるなら、大根葉など炒めたものにあわせれば大根葉としらすの炒め物になるので、栄養もあっておすすめできます。
冬場も暖房などで室温高いのでお弁当は気をつけてくださいね!
まとめ
今回は子供におすすめのしらすについて解説しました。
しらす | 生しらす | 釜揚げしらす | しらす干し | ちりめんじゃこ |
種類 | 海から採れた状態 | 生しらすを塩ゆで | 軽く干したもの(水分30%程とばしたもの) | しっかり干したもの(水分50%以下) |
賞味期限 | 1日(その日) | 2〜3日 | 1週間 | 2〜3週間 |
旬 | 3〜11月頃 | 3〜11月頃 | 3〜11月頃 | 3〜11月頃 |
- しらすとは、イワシ、ニシン、イカナゴ、アユ、ウナギなどの魚の稚魚の総称
- しらすの栄養はカルシウム、ビタミンD、タンパク質、マグネシウムが豊富であり、丸ごと食べられるので栄養をたくさんとれる。
- 主な産地は静岡、神奈川、兵庫、茨城。その他にも和歌山、愛媛、広島、大分などある。
- しらす料理 しらすご飯、卵焼き、パスタ、焼き飯、サラダなどいろいろある。
- お弁当などに入れる場合はちりめんなどはいいが、釜揚げ、しらす干しなどは油で炒めて水分をとばすと痛みにくい。
しらすは子供にも食べやすく、栄養満点で、買いやすく、すばらしい食材です。
最近ではスーパーなどでも産地直送の無凍結しらすなども売っています。
売っていないときなども今はネットで買いやすいので、旬の時などは新鮮なものを求めてたくさんいただくのもいいでしょう!