【受験生の食事で大切なこと!】夜食について詳しく解説!

【受験生の食事で大切なこと!】夜食について詳しく解説!

自分の受験勉強中などは夜食には好きなものを食べていましたが、いざ自分の子供となるといろいろ考えてしまいますね。

私も子供には何を食べさせるべきか?何を食べさせないべきか?など悩み、調べてみました。

中学受験の小学生には夜食は厳禁!食べても半量(1/2人前)!

それはなぜか?

高校受験、大学受験などは0時過ぎて勉強しても問題ないですが、小学生には0時以降の勉強は向いていません。

中学受験で合格している子の多くは睡眠時間を確保していると多くの塾関係者も言っています。

中学受験の小学生が食べてもいい夜食の時は

  • 夕飯が6時前と早かった時
  • 塾などで食べられなかった時
  • 集中できない時

などあります。それでも寝る前3時間前、最低でも2時間前までには食べないといけません。

この記事では

  • 夜食を食べるタイミング
  • 夜食のデメリット
  • 夜食で食べたらまずいもの
  • 夜食におすすめできる料理

以上のことを詳しく解説していきます。

FUTATITI
FUTATITI

子供がお腹をすかして夜食をもとめている時の参考にしてくだいね!

FUTATITI
FUTATITI

プロフィール

  • 40代で料理系の仕事20年以上。
  • 調理師免許所時。野菜ソムリエ。
  • 小学生双子の父親で料理を毎日担当。
  • 3年間受験にむけて頑張っている子供の為に料理を日々勉強中。

中学受験での夜食は基本的に厳禁

中学受験に限っては、夜食は厳禁です。中学受験に受かっている子供たちの多くは睡眠をしっかりとり、朝型生活の人が多いと聞きます。

寝る3時間前、最低でも2時間前までには食事をおわらせないといけません。

食べてすぐねると

  • 睡眠の質が下がる
  • 胃に負担がかかる
  • 寝起きが悪くなる

など体にとって負担が大きくなります。

それではどんな時には中学受験の子供には夜食は必要になるでしょうか?

夜食を食べるべき時はどういうときか?

夜食は基本的に厳禁と言いましたが、もちろん例外もあります。小学生が夜食を食べることが許されるのは、以下のような場合です。

  • 夕飯が6時前と早かった時
  • 塾などで食べられなかった時

夕飯が6時前と早かった時

外出や集まりなどでタイミングなどによって17時頃夕飯を食べてしまうと、勉強している20時頃にはお腹が空いてしますこともあると思います。

20時頃なら食べても3時間後の23時までには寝られますので、小学生でも夜食を食べても平気です。ただし軽い軽食に限ります。

塾などで食べられなかった時

塾などによっては休憩を少ししか取らずに塾弁を食べないで20時〜20時半頃終わらせるところもあります。

そのような時などは塾に行く前に軽食を食べて、帰ってきてから遅い夕食又は夜食をいただきます。

やらないといけないものがあるのにお腹がすいて集中できない時

宿題や勉強に追われ、お腹がすいてしまうこともあるでしょう。そんな時は軽食を摂ることで、集中力をキープし、課題に取り組むことができます。

食べ過ぎでしますと逆に眠くなってしますので軽い食事にしないといけません。

夜食の食べるタイミングとデメリット

食べるタイミング 

食べものが胃に滞在する時間は、平均2~3時間。お肉や天ぷらなど脂肪分の多い食べものは4~5時間かかります。

夜食は基本的には消化のいいものを食べないといけませんので、寝る2~3時間前には食べる必要があります。

デメリット

夜食をとってすぐ寝てしまうと以下の3つのデメリットがあります。

  • 太る
  • 睡眠の質がさがる
  • 胃の負担がかかる 

太る

食べてすぐ寝るとエネルギーが消費されません。そのため脂肪として体に溜め込まれてしまいます。

人間の体は夜中に脂肪を溜めやすい状態になっているので、昔から飢えと戦ってきたことからDNAで脂肪をためやすくプログラムされているようです。

睡眠の質がさがる

食事をとると胃腸で消化がはじまります。起きている間はいいですが、寝ているときに消化をしていると脳と体が休まることなく、睡眠の質が浅い眠りになってしまいます。

基本的に3時間たたないと消化がひと段落しないので、脳と体を休ませるために寝る3時間前までには食事をとる必要があります。

胃の負担がかかる

胃の負担をかける食べ物は高脂肪、食物繊維が豊富、刺激の強いものなどがあげられます。これらの食べ物は消化に5~6時間かかることもあり、寝る前までに消化されません。

夜食にはこれらの食べものはなるべく避ける必要があります。

夜食で食べたらまずいもの

胃の負担にかけるものに高脂肪、食物繊維が豊富、刺激の強いものをあげましたが、具体的にはどのような食べ物でしょうか?

高脂肪

から揚げ・とんかつなのどの揚げもの、脂身の多いステーキ・お肉、油やバターをたっぷり使った料理などがあげられます。

夜食にはなるべく油を使用していない料理や脂が少ないお肉などが向いています。脂が少ないお肉には鶏ささみ、鶏胸肉、豚もも肉、牛赤身肉などがいいですね。

食物繊維が豊富

食物繊維は腸の掃除をしてくれる大切な働きをしてくれますが、消化という点では消化しにくいものになります。

そもそも食物繊維は人の消化酵素では消化できない成分です。

夜食には向かない成分ですが、それ以外では取るべき成分であるので日中に積極的に入っている食材をいただきましょう。

それでも夜食で食べる場合は小さく切り、よく煮て柔らかくしてから食べるようにします。

食物繊維とは?

人の消化酵素では消化できない難消化性成分。水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維がある。
水溶性食物繊維は満腹感を得られ、食後の血糖値を緩やかにしてくれる。不溶性食物繊維を摂取すると腸の動きを促してくれるため便秘解消に効果的。穀類、根菜類、豆類、海藻類などの食材に食物繊維は 多く入っている。

刺激の強いもの

カレー粉、唐辛子、わさび、香辛料、酢・柑橘類(酸味などが強いもの)などの刺激が強いものは夜食にはむいていません。

これらを摂取すると胃が刺激され胃酸を多く分泌させてしまいます。

胃酸の過剰分泌は胃の粘膜にダメージを与えてしまい、不快感をひこしてしまうので夜食には特に控えます。

もし食べるなら消化のいいもので半量(1/2人前)を食べる

消化が悪いものを説明してきましたが、逆に消化がいい食べ物とはなんでしょうか?

消化のいい食べ物

  • 小さく切って、柔らかくしたもの
  • 汁もの、おかゆ 雑炊 うどん スープ
  • 鶏胸肉、ささみ、豚もも肉、牛赤身肉
  • 白身魚(鯛、ひらめ、たらなど)
  • 大根、人参、蕪、白菜、キャベツ、じゃがいも、かぼちゃ
  • りんご、バナナ

基本は半量、1人前はたべない

夜食はお腹が空いて集中できない時に仕方なく食べるものです。1人前を食べてしまうとエネルギーが消費されず、残ったエネルギーが脂肪としてためてしまいます。

夜食としておすすめできる料理は、味噌汁・スープの汁物です。

汁気があり、暖かく、満足感があり、味噌は発酵食品でもあるので体にもいいです。

ただ汁物だけだと足らないという方には味噌汁・スープ+ご飯・麺・小麦粉をおすすめします。

汁物+ご飯・麺類・小麦粉

汁物にご飯・麺類・小麦粉をプラスすると少しの量でも満足します。半量でもいいですか1/3量でも満足する人もいるかもしれません。

汁物+ご飯

汁物にご飯をプラスすると皆が知っている雑炊になります。雑炊にするとご飯が少しでもお腹は満足するものです。

だし汁に塩、醤油で味付けし、ご飯を入れて卵でとじれば雑炊。だし汁を鶏のだしにすれば鶏雑炊にもなります。使うだしにより、和風・洋風・中華風にかわります。

味噌汁にご飯を入れても味噌雑炊になり、具を入れるならその時は小さめに切ってなじみをよくします。

汁物+麺類

汁物にプラスする麺類にはうどん、そば、そうめん、春雨、ビーフンなどが夜食の麺には向いています。

あたたかい汁物にゆでた麺を入れて一緒にあたためていただきます。

そうめんはそのまま入れても使えますがその時は塩味が汁物にでるので味付けは薄味にしないといけません。

汁物+小麦粉

小麦粉とは、水を混ぜて茹でたすいとんのことです。

小麦粉に水を入れて混ぜて、温めた汁物に一口大に落としていき、3〜4分煮て火が通ればいただけます。小麦粉だけあればすぐできるので手軽にできて満足感がある食べ物のです。

その他のおすすめ料理

汁物、汁物+ご飯・麺類・小麦粉以外のおすすめ料理は野菜たっぷり鍋料理、豆腐をつかう湯豆腐、ご飯にお茶をかけてお茶漬けなども消化がよく胃に負担をかけない料理です。

体もあたたまりその後の勉強も集中できますね。

まとめ

夜食についてと夜食にむく料理について詳しく解説してきました。

夜食を食べてすぐ寝るとおこること

  • 睡眠の質が下がる
  • 胃に負担がかかる
  • 寝起きが悪くある

小学生が夜食を食べてもいい時

  • 夕飯が6時前と早かった時
  • 塾などで食べられなかった時

夜食を食べるタイミングとデメリット

食べるタイミング
寝る2~3時間前までには食べる必要がある
デメリット
太る・睡眠の質がさがる・胃の負担がかかるなどがある

夜食で食べたらまずいもの

高脂肪
揚げ物、脂身の多いお肉などは消化に時間がかかり、胃の負担にもなる
食物繊維が豊富な食材
人の消化酵素では消化できない成分。夜食には向かないが腸の掃除をしてくれる大切な成分なので日中は取る必要がある。
刺激の強いもの
カレー粉、唐辛子、わさび、香辛料、酢・柑橘類(酸味などが強いもの)などの刺激が強いもの。これらを摂取すると胃が刺激され胃酸を多く分泌させてしまう。

夜食にむく、消化のいいも食べ物

  • 小さく切って、柔らかくしたもの
  • 汁もの、おかゆ雑炊うどんスープ
  • 鶏胸肉、ささみ、豚もも肉、牛赤身肉
  • 白身魚(鯛、ひらめ、たらなど)
  • 大根、人参、蕪、白菜、キャベツ、じゃがいも、かぼちゃ
  • りんご、バナナ

夜食におすすめの料理

汁物
味噌汁、洋風スープ、中華スープなど。具材は小さく柔らかくしておくと消化がいい。
汁物+ご飯
だしにご飯を入れてあたためた雑炊のこと。だし汁もかつおだし、昆布だし、鶏だしなど使うと変化ができる。
汁物+麺類
汁物にゆでた麺類を入れて温める。夜食にむく麺類はうどん、そば、そうめん、春雨、ビーフンなどがむいている。
汁物+小麦粉
小麦粉に水を混ぜてあたためたすいとんのこと。温めた汁物に一口大に落としていき、3〜4分煮て火が通ればできあがる。小麦粉だけあればすぐできるので手軽にできて満足感がある食べ物。
鍋物
夜食には消化がいい野菜やお肉を入れて食べる一人鍋や豆腐を入れる湯豆腐などがむく。
お茶漬け
ご飯にお茶やだしをかけていただく。種類は梅干しや焼き鮭、海苔茶漬けなどがある。

子供がお腹がすいて集中できない時などに参考にしてください。その時は1人前ではなく半量にしてくださいね。

消化がいいもの、悪い物などは、体調が悪い時にも役に立ちますので参考にしてくださいね。