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太陽の光に食材をあてると乾物になります!
食材はそのままだと腐りますが、太陽にあててかわかすと腐りません。保存性が高まり、栄養も旨味も倍になり、いいことづくめです。
食感、香りも生の時とはことなり、深みのある味わいをあたえてくれ、冷蔵庫もなく冬でも食べられるように昔の人の知恵と工夫がつまったすばらしい食材です。
保存生があるのでお弁当のおかずや急なもう1品など常備しておくだけで役に立ちます。
現代の私たちに不足がちな栄養などもたくさん含まれていて、特に受験生などにもおすすめの食材になります。
もう一度乾物の魅力を思い出し、日々の生活に取り入れましょう!
この記事でわかること
- 乾物の特性
- 乾物の種類
- 乾物の栄養価
- 乾物のそれぞれの料理
365日料理担当のFUTATITIが解説します!
乾物とは生の食材を乾燥させる
乾物は生の食材を天日又は機械などで乾燥させて作ります。
乾物にすることにより、保存性、栄養素、旨味、香りが高まります。保存性があるのでいつでも、どこでも使えるので、何かもう一品の時に非常に役に立ちます。
干し椎茸は干すことにより、旨味成分のグルタミン酸、香り成分のレンチオニンなどが増加し、高野豆腐は生の木綿豆腐に比べてカルシウム5倍、鉄も6倍以上含んでいます。
切り干し大根は食物繊維豊富、乾燥させることで特有の甘味も生まれます。
乾物の種類と栄養について
干し椎茸
- 機械乾燥と天日干しがあり、天日干しの方がビタミンDの生成は非常に多い
- 種類は香信、冬茹、スライスなどが売られている
- 栄養はビタミンB2、ビタミンDが豊富であり、干すことにより、グルタミン酸、レンチオニンなどが増す。
- 旨味と香りが食欲を刺激する
- 開封前は常温、開封後も密閉できる容器又は袋に入れ常温
高野豆腐
- 高野豆腐とは、生の豆腐を凍らせて低温で熟成させ、水分を抜いて乾燥させた物
- 凍み豆腐や凍り豆腐などとも呼ばれ、高野豆腐の名前の由来は、高野山の僧侶たちによって作られたからとも言われている
- 現在の作り方は工場で作られているが、昔は冬の寒い時期に屋外に干して凍らせて水分を抜く作業を繰り返し、天日干しをして作られていた。
- 製造過程で水分が抜けることで栄養成分がギュッと濃縮されていることも特徴
- 大豆製品なので、たんぱく質が豊富
- 同じ重さなら木綿豆腐の5〜6倍のカルシウム、鉄が取れる。
- 栄養素が凝縮されているので少しずつ食べてもそれなりの栄養素が取れる。
- 開封前は常温、開封後は密閉できる容器又は袋で冷蔵庫
切り干し大根
- 大根を細長く切って天日又は機械で干したもの
- 縦割にしたものは割り干し大根、丸く輪切りにした花切り大根、茹でてから同様の加工を施したゆで干し大根などがある
- 食物繊維が豊富でカリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも含む
- 乾燥させることで生まれる特有の甘みも生まれる。
- 開封前は常温、開封後は密閉できる容器又は袋で冷蔵庫
ひじき
- 芽ひじきと長ひじきがある
- 鉄が豊富であり、カルシウム、マグネシウム、ビタミンKも含まれている
- 吸収率が低いカルシウムを効率よく骨に取り込むための条件がうまくそろっている
- 芽ひじきは、目のように出ている部分であり、食感は柔らかく、口当たりがよい。長ひじきに比べて取れるので値段が安い
- 長ひじきは茎の部分であり、食感は歯応えがある。芽ひじきよりは取れないので値段が高い。芽ひじきより風味強い
- 開封前は常温、開封後も密閉できる容器又は袋で常温
きくらげ
- 鉄が多い
- 干すことによりビタミンD増加して豊富
- カロリーが低く、食物繊維も豊富
- 乾燥することにより食感が増す
- 白いキクラゲもある
- 開封前は保存、開封後も密閉容器又は袋で常温
おすすめの乾物
干し椎茸
無農薬原木栽培の干し椎茸
あまりスーパーでは見かけない小粒の干し椎茸
贈答品におすすめの大玉の冬茹干し椎茸 お祝いの料理などにも
高野豆腐
無添加豆腐 膨張剤不使用の高野豆腐
有機大豆を使い、膨張剤不使用の高野豆腐
扱いやすいサイコロ状の高野豆腐
切り干し大根
太めで歯応えがある切り干し大根
有機栽培の大根、寒さで甘くなった大根を使用
化学肥料・農薬を不使用の大根で天日干しの切り干し大根
ひじき
山口県産天然ひじき
徳島産天然ひじき
大分圏姫島産 寒ひじきの柔らかい新芽を使用
きくらげ
熊本県産の無農薬、天日仕上げのきくらげ
鹿児島県産 天日干しきくらげ
香川県産のオリーブオイル搾取後の果実を菌床混ぜて作られたきくらげ 従来品より栄養価がアップしている
乾物の戻し方
干し椎茸
戻し方
洗って袋に水と入れて冷蔵庫でゆっくり一晩かけて戻すのが一番おいしい。
すぐ使いたい場合は、軸を切りぬるま湯で戻すと比較的早く戻せる。
椎茸の煮物は日常にもいいですが、ちらし寿司、巻き寿司、おせち料理などのお祝い料理にも欠かせません。
こればかりは生の椎茸ではできない味わい、風味です。
毎日の食卓で使うのなら、筑前煮、炊き込みご飯、親子丼の具などにも使えます。グルタミン酸が豊富ですので、料理に入れると味や深みがでておいしくなります。
高野豆腐
戻し方
50〜60℃のお湯に10分程浸して戻す。
戻ったらボールの水に入れて、中の水を押しだすようにして両手で挟み水気を絞る。
素材によっては戻さないでそのまま使う物もありますので気をつけてください。
高野豆腐の含め煮は、お祝いの席でも、日頃の食卓に出してもいいでしょう。作ってきちんと保存すれば2〜3日は美味しくいただけるので、日頃忙しい時などいいですね。
戻して水気を絞って食べやすく切れば、味噌汁に入れたり、小麦粉をつけて揚げることもできます。
切り干し大根
戻し方
切り干し大根は洗って、水で10分程戻す。
素材や産地、形状によって時間なども異なり、料理によっては戻さないで使用する場合もある。
切り干し大根は、戻してから煮物、卵焼き、漬物などいろいろ使えます。
戻し汁もそのまま煮物などにも使えますので栄養の余すことなく取れます。
おいしい切り干し大根は甘く、砂糖も少しでも平気です。
その切り干し大根の味をみて味付けすることをおすすめします。
台湾で有名な切り干し大根の卵焼きも、切り干しを常備していればもう一品欲しい時などおすすめです。
ひじき
戻し方
ひじきは水で20〜30分ほど戻してザルにあげる。夏場は早く、冬場は時間がかかる。
ひじきは煮物、炒めもの、和風パスタ、挽肉炒めなど幅広く使えます。
特にうちではひじきと挽肉を炒めて、塩、醤油で味付けしたものは子供たちが好きなのでよく作ります。
ひじきの炒めものも油をバターにかけてもおいしいので好みでいろいろな油など試すのもいいでしょう!
きくらげ
戻し方
軽く水洗いしたきくらげを袋に水と入れて冷蔵庫で5時間ほど戻すのが一番おいしい。
すぐ使いたい場合などはそのまま常温におけば1時間ほどで使える。
きくらげは油との相性がいいので、卵炒め、肉炒めなどおいしいです。
あとは煮物、あんかけなどの具材に使われます。味噌汁などにも自分はよく入れますので試してください。
まとめ
乾物早見表
乾物は購入しておけば、いつでも使えて家庭料理の見方になり、保育園などのお迎えで帰りに買い物できず、もう一品などの時にもストックしていれば心強いです。
食感など敏感な子供は、最初のうちは慣れないので食べてくれませんが、出し続けているうちに食べてくれます。
栄養も高く、旨味も増すので、子供にも大人にも健康にはいい食品です。
乾物は太陽、天からの恵みなので、日々の生活にうまく取り入れて行きましょう。