【PR】この記事には広告を含む場合があります。
料理がうまくなる一つに道具を選ぶと同じものを作っても味が格段においしくなります。
その一つにフライパンがあり、種類も鉄、銅、アルミニウム、フッ素樹脂加工、硬質アルマイト加工のフライパンなどいろいろあります。
鉄のフライパンなど炒め物、焼き物などに使うと本当においしく、子供たちに「あれ?いつもよりおいしいね」と言われます。
それなら鉄のフライパンを持っていれば他はいらなくない?と思いますが、それぞれには得意、不得意、メリット、デメリットがあり、使い分けるのをおすすめします。
どのフライパンも本当にいいので、見ていただき、判断してください!
道具を制するものは料理上手になります。
元々フライパンは日本にはない道具でした。
戦後すぐ、フライパン運動なる「油炒め運動」があり、油を積極的に使って、油料理をしましょうと宣伝がおきました。
まだフライパンが一般的に使われはじめて80年くらいになります。
鉄のフライパンから始まり、フッ素樹脂加工が誕生し、今はダイヤモンドコート加工、硬質アルマイト加工なども誕生しています。
家庭で使いやすい、フライパンについて解説していきます。
鉄のフライパン
デメリット
- 使い始めまでの準備に時間がかかる
- 鉄のフライパンは他のフライパンに比べて重いので慣れないと扱いづらい
炒め物、焼き物専用なので煮る、茹でるといった水分を多く使うものには向いてない。
- 洗剤で洗えないので、匂いがつきやすい(魚などグリルしてしまうと次の料理が魚臭くなる)
メリット
- 鉄フライパンは熱伝導率がよく、高温で熱をしっかりと蓄える
- 焼き物など短時間で旨味を凝縮できる
使えば使うほど油がなじみこげつきにくくなる
- さびや焦げがついても、取り除き、油ならしをすればまた使える。(長期に使える)
- 鉄フライパンは使えば鉄分が料理に少し入り鉄分を摂取することができる
- IHでも使える
- 特に野菜の炒め物、野菜のグリル、お肉のグリルなど違いがでる
鉄のフライパンの準備
鉄のフライパンは買って洗えばそのまま使えることはできません。
下準備が必要になります。
使う前にすること
- さび止め剤を除く
- 油ならしをする
さび止め剤を除く
- から焼きして焼いているうちに、青っぽくなったら、フライパンを動かし、底、側面、中面と全体の色がかわるまでしっかりと焼く。
- そのまま冷まして、粗熱が取れたら洗剤とたわしでよく洗う。
これでさび止め剤は除かれます。
油ならしをする
- フライパンを煙がでるくらいまで熱っする。
- 多めの油を加え、満遍なく回し、油をなじませる。
- さらに3分程弱火で熱する。
- 油を除き、布やキッチンペーパーで拭き取る。
- お湯とたわしで洗う。
- 火にかけかわかす
1回でも大丈夫な時はありますが、2〜3回同じことを繰り返せば油のコーティングがさらにできて、くっつかなくなります。
鉄のフライパンの調理・長持ちのコツ
鉄のフライパンは使う前によくあたためてから油を加えて(油返し)除き、料理で使う油を加え、素材を入れるとこびりつかず、扱いやすくなります。
出来上がったらすぐお皿に移し、鍋をお湯で洗い、火にかけかわかす。
入れっぱなしにすると次回使う時の焦げ付きの原因になります。
以上のことに気をつければ、使えば使うほどなじみ、手入れも気にならず扱い安くなります。
フッ素樹脂加工のフライパン
デメリット
- フッ素樹脂加工のフライパンは表面が柔らかく傷つきやすい
- 空焚きできない
- 樹脂加工がはがれたらくっつきやすくなる
- 鉄のフライパンより高温調理できない
金属製のフライ返しなどつかません。表面が傷つき、くっつく原因になります。
空焚きすると有毒ガス(PFOA)が発生する原因やコーティングの劣化を招きます。
鉄のフライパンより長持ちせず、くっついたら寿命といえます。
コーティングを張り替えてくれるところもあります。(有料でメーカーにより値段はいろいろです)
炒め物、グリルなどは鉄のフライパンにはかないません、
メリット
- 扱いが楽(購入後洗剤で洗えば使える)
- 温める前に油や素材を入れても問題なく使える
- 少量の油で炒められるので健康によい
- 焦げつきづらい
- 水の扱いなどにも神経質にならなくても錆びづらい
- 洗剤で洗えるので匂いがつきづらく、魚・肉にも使える
- 水を使用しても平気なので蓋をして野菜の蒸し焼きや茶碗蒸しなどにも使える
- 鉄のフライパンほど重くない
- 洗剤なども使ってもくっつく問題はない。
フッ素樹脂加工とは
フッ素樹脂を金属やアルミ、セラミックスなどの基材の表面に塗膜化する加工のことです。
フッ素樹脂と基材は、プライマーと呼ばれる下地により接着されています。フッ素樹脂加工後の基材には、モノが付着しにくくなったり、表面のすべりが良くなります。
長持ちさせるコツ
- 空焚きはしないこと。高温になるとコーティングの劣化がおき、くっつきやすくなる。
- 高温での調理をなるべく長時間しない。
- 金属製のヘラなど使わず、コーティングの表面をきずつけない
- 調理後、急に冷やすとコーティングの劣化が起きやすい
- 調理したものはフライパンの中に入れっぱなしにせず、お皿にすぐ移す。
鉄とフッ素樹脂加工どちらがいい?
フッ素樹脂加工のフライパンは、値段も手頃で買いやすいですがコーティングが剥がれるとくっついてしまい、買い替えないといけません。
その点は鉄のフライパンの長期に使える点よりは劣ります。
フッ素樹脂加工のフライパンは、家庭料理で扱いやすい、水、蒸し煮、煮物などにも使えますので扱いやすいフライパンと言えます。
鉄のフライパンはやはりステーキやグリル野菜、炒めもの、焼き飯などはおいしくできますので、そういう料理には使いたいものです。
余裕があるなら2つ用意をして、その料理に適したフライパンを使うといいよ。