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子供の好き嫌いは親にとっては悩みの種の1つです。
少しでも好き嫌いをなくし、栄養が偏らず食べてもらいたいのは親心です。
最初は二人ともいろいろ食べて安心していましたが、ある時から急に食べなくなり悩みました。
特に娘の方が、好き嫌いが激しく…
『食べて!やだ』
『食べて!やだ』の押し問答。
『こっちはせっかく作ったのになんで食べない』と機嫌が悪くなります。
特に時間のない中、疲れて作ったものを食べてくれないとイライラは増すばかり…
一応小さく切る、すり下ろして混ぜるなど一通りの対策はしましたが、子供の味覚の鋭さを実感…
だからもう食べないと割り切り、あきらめました。
人はあきらめると別に怒りが湧かなくなり、スムーズになります。
無理やり食べさせるとますます嫌いになりますし、保育園の給食では周りの子の影響で(集団心理?)なぜか食べているとのこと。(周りの親御さんの子もなぜか給食では食べているという話)
だったら家ではまあいいかと笑
それでも食べないならどうすれば栄養面で少しでもプラスにさせられるかと考え、以下のことを実践しました。
これでいいかわかりませんが、少なくともあまり風邪もひかず、成長しているので効果はあったのかなと思っています。
- 食べないなら食べれるものに栄養をプラスする。
- 調味料の質をワンランクアップさせる。
- 乾物の栄養をとる。
いろいろ対策してもどうせ食べないので短期的な克服は、あきらめましょう。
味覚の一般知識と双子の子育てから経験した好き嫌いの対策を解説します。
好き嫌いのパターン
好き嫌いにも3つあります。
- 好きだけど食べない
- 周りの子が食べないから食べなくなるパターン。これはすぐ食べるので平気です
- 好きではないけど食べる
- 出せばいやいや食べるけど自分から進んで食べない。
- まったく食べない
- これはあきらめるレベル。無理矢理食べさせようとして喧嘩になり、より食べなくなります。
味覚について
味覚には、甘味、旨味、塩味、酸味、苦味があります。
その五味を感じるのが味蕾であり、赤ちゃんには約10000万個もあります。成人は約7000個、高齢者になると約3000個まで減少するそうです。
それだけ赤ちゃんは味覚に鋭いということになります。
- 甘味
- エネルギー源(炭水化物)を伝える役割
- 旨味
- タンパク質(アミノ酸)を伝える役割
- 塩味
- ミネラルを伝える役割
- 酸味
- 腐敗物を伝える役割
- 苦味
- 毒物を伝える役割
人は本能的に生きて行くために必要な栄養(甘味、旨味、塩味)を好む味とされています。
逆に酸味は腐敗物であること、苦味は毒物であることを伝えますので慣れないうちは、受け入れられない味となります。
苦味を感じる野菜(ピーマン、ゴーヤーなど)、酸味の強い野菜・果物(トマト、みかん)などは子供が苦手なのは仕方がないことです。
だから本能的に危険を感じる苦味・酸味は経験によって慣れていき、好んでいく味と言えます。
対策1 栄養をプラスする
食べないものはもう諦めて、その他から栄養をとりましょう。
白米を食べないという子はあまりいないと思います。
白米は精製されているので食物繊維、ビタミン、ミネラルが玄米より少ないです。
子供に玄米を食べさせればいいじゃないかとなりますが、子供は玄米を好まず、よく噛まないと消化に良くないので、小さいうちはむきません。
なので白米に雑穀を混ぜるといいです。
特に麦ご飯は給食にも出るほど子供にも人気があります。
うちの子も麦ごはんは好きですのでリクエストがあるぐらいです。
麦ごはんは名前の通り白米に大麦を混ぜて炊いたもので、大麦に含まれるタンパク質・ミネラル・ビタミン類・食物繊維などをプラスできます。
大麦の特徴は独特な香り、食感があります。その食感がうちの子には好きみたいで良く食べてくれます。
麦の種類
丸麦
大麦の外皮を取り除き、周りを削りとった状態そのままの形をした丸い大麦。精白しただけで押し潰していないのでプリプリした食感が魅力。
押し麦
丸麦を粒の真ん中にある黒い線(黒条線)を残したまま蒸気にあて、圧ぺんローラーで押しつぶす。押しつぶすことにより、ごはんと一緒に炊きやすくしている。
胚芽押し麦
栄養がある胚芽を残した押し麦。胚芽にはビタミンB1、E、ビタミンがたっぷり含まれています。
米粒麦
大麦の形をお米とそっくりに加工したもの。炊き上がりにあまり目立たないのが特徴。
ビタバァレー
ビタミンB1を添加したもの。丸麦を2つに割り、蒸気に当て、圧ぺんローラで押しつぶす。ビタミンを添加しているので少し黄色味がかっている。
もち麦
大麦にはお米と同じようにうるち性ともち性に分かれている。もち麦はもち性のもの。うるち性よりも繊維量が多く、ぷちぷち・冷めてももちっとした食感がある。
麦ごはんの炊き方
炊き方は購入した袋の表示通りです。
(いつもの1合分の炊き方に対して、1袋(約50g)+水100mlがよくあります。だいたい1.5合分の炊き上がりになります)
麦にはミネラル・ビタミン類・抗酸化成分が多く、栄養的には素晴らしい食品です。
白米100gと比べて19倍の食物繊維が取れる麦ごはんは、食物繊維をたっぷり摂取できます。週に1〜2度程白米から麦ごはんに変えてみて様子を見るのがいいでしょう。
あまりだしすぎると飽きられて食べてくれなくなります。
対策2 調味料の栄養を高める
よく使う調味料の栄養をワンランクアップさせます。
砂糖、塩、酢、醤油、味噌、みりん、油…など家庭料理には欠かせません。
よく使う白砂糖は精製されていてミネラルが取り除かれています。
ミネラルがないので、取り過ぎると逆に体内のミネラルを排出させてしまいます。
砂糖の中でもミネラルが多く、扱いやすいのがきび砂糖、てんさい糖です。
きび砂糖にはミネラル、てんさい糖にはオリゴ糖まで入っていますので普段の砂糖に使ってもらったら少しは栄養のプラスになります。
塩も精製されている精製塩よりは、ミネラル豊富な天然塩と使い、酢、醤油、味噌、みりんなども昔ながらの無添加の製法などのものを選ぶといいでしょう。
油もサラダ油などよりは、菜種油、太白ごま油、オリーブ油、米油、あまに油など栄養がある油もありますので、炒め物など使う時に使うのもいいでしょう。
対策3 乾物を食べる
乾物の力も借りたいですね。
乾物は水分が抜けて凝縮されるため、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が生の状態より多くなり、また旨味成分のグルタミン酸、グアニル酸が増えます。
もともと昔の人の保存食でしたので保存性も高く、扱いやすいです。
切り干し、ひじき、高野豆腐、干し椎茸、きくらげなど子供が食べてくれるものがあったら使うのもいいでしょう。
まとめ
子供の好き嫌いは、長期的に対策をしていきましょう。
もともと大人より味覚が敏感な子供ですので、年齢が上がるにつれて食べるものも変わっていきます。
無理矢理食べさせることは諦めて、たまに食卓に出して様子を見て食べてくれるのも待ちましょう。
その間は、食べてくれるものから栄養をとることにします。
- 白米に麦などの雑穀を加える
- 調味料などを質のいいものに代える
- 栄養がある乾物を使用する
ちょっとしたもので少しずつ栄養を取っていきましょう。
うちの子も急に嫌いなものを食べ始めることもありましたので、その時を気長に待ちましょう!
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