【PR】この記事には広告を含む場合があります。
2月3日は節分の日。「鬼は外、福は内」と子供の頃はよくしたものです。
豆まき以外にもやることはあります。
- ひいらぎの木に鰯の頭をさして門や玄関につるす
- 年の数だけ豆を食べる
- 恵方巻き(その年のよい方角に向かって太巻きを食べる)
約束ごと、理由などもあります。
豆巻きをする豆は炒った豆でやる
玄関にひいらぎ、鰯を置くのは邪気(鬼)を追い払う
年の数だけ豆を食べるのは福豆を食べて健康を願う
恵方巻きは健康、商売繁盛を願う
子共の頃からやっていますが意外にその理由まで知らなかったり、説明できなかったりするものです。
子供に聞かれても困らないように詳しく解説していきます。
365日食事担当のFUTATITIが詳しく解説するよ!
節分とは季節の分かれ目
節分とは字の通り、季節の分かれ目のことです。
季節には立春、立夏、立秋、立冬があり、その前日を本来はすべて節分と言います。
節分の中でも最初に来る季節の立春の前日が重んじられ、現在では2月3日の節分が伝統行事とされて行われます。
節分の日にすること
豆まきをする
節分の日には豆まきをしますよね。
その時の豆まきは炒った豆(炒り大豆)でまき、生の豆ではいけないのです。
昔は生の豆から芽がでると、縁起が悪く、災が起こると言われていました。
もし生の豆で豆まきをして、掃除し忘れた豆から芽がでてきたら縁起が悪いのです。
炒ることにより、芽がでなくなるので炒り豆を使うようになり、豆は古くから五穀として大事に扱われ、生命力、厄除けの呪力もあるとされています。
鬼の目をうつ「魔目」、魔を滅する「魔滅」の語呂をあわせて豆で鬼を払うことになりました。
豆まきの仕方
豆まきはただ投げればよいという訳ではなく段取りがあります。
- 前日に炒り豆を升に入れて神棚に供えます
- 入口、勝手口などすべての入口でまいたら、福が逃げないようにすぐ閉めます
- その時、「鬼は外、福は内」と唱えるのは、家では家長、神社では年男と決まっています。
このような順番が一応あります。
豆を食べる
炒った豆は福豆と言われ、「魔の目を射る」からだとされています。邪気を払った豆=福豆というわけです。
豆の食べる数は年の数(又は一つ多く)食べ、福を体に取り込むことから1年間の健康を願う意味とされています。
子供も豆が食べられる年齢になったら家族でやって一年の健康を祝ってくださいね。
節分の献立
鬼は鰯を焼いた時の匂いが嫌いなので玄関先に鰯の頭をつるします。節分の献立も鰯、豆を中心に食べるのがいいでしょう。
- 鰯の塩焼き
- 鰯の鱗をとり、塩をして丸ごと焼く鰯の塩焼き、ひいらぎなどをお皿と一緒にかざるといいですね。
- 福豆ご飯
- 豆まき用の豆をお米と一緒にほうじ茶で炊くご飯です。福豆を一緒に食べられます。
- 豆の煮物
- 大豆の煮物などいかがでしょうか?五目(人参、蓮根、ごぼう、こんにゃくなど)または昆布などと一緒に煮ます。
- 福茶
- 炒り大豆を湯呑みに入れて熱湯をそそぐだけです。豆は炒っているのでこうばしい香りの豆茶になります。好みで塩昆布、梅干しなども加えてもいいでしょう。
- けんちん汁
- 関東の一部では節分にけんちん汁を食べる風習があります。。けんちん汁とは根菜とこんにゃく、豆腐などを水で煮て(または昆布だしや干し椎茸だし)、醤油で味付けしたものです。
- 恵方巻き
- 関西の一部では恵方(その年のよい方角)に7種類の具を巻いた巻き寿司を切らずに食べる習慣があります。7種類は七福神にちなんでであり、商売繁盛、健康を願っていただきます。
炒り豆の作り方
お店でも炒り豆として売っていますが、乾燥大豆からご家庭でも作れます。
- 大豆を洗って一晩水につけて戻します。
- ザルにあげて水気を切り、ペーバーでさらに水気を除きます。
- フライパンに大豆を入れて火にかけてあたたまれば弱火〜中火弱で15〜20分混ぜながら火を通す。
- ザルなどにあげて冷ます。
蓋ができる容器に入れてあれば乾燥剤と一緒に保存すれば湿気づらいです。
まとめ
節分の意味、豆の投げ方などわかりましたでしょうか?
- 節分とは季節の分かれ目で、現在では立春の前日の2月3日に伝統行事として行う。
- 当日は豆まきをし、玄関にはひいらぎに鰯の頭を刺してつるしておく。
- ひいらぎのとげ、鰯の焼いた匂いなどで鬼が入ってこれない
- 豆まきの豆は炒った豆で行い、炒った豆は邪気を払った豆として福豆となる。
- 豆まきの仕方は、前日神棚に升に入れた炒り大豆をかざり、当日は入口、勝手口にすべて巻いたら福が逃げないようにすぐ戸をしめる。
- 豆は年の数または+1を食べて、福を体に取り込み健康を願う。
- 関西では恵方(その年の良い方角)に向かって巻き寿司を切らずに食べる。商売繁盛・健康を願っていただく。
- 節分の料理としては、いわしの塩焼き、煮豆、福豆ご飯などがあり、関東の一部ではけんちん汁をいただくところもある。
毎年節分の日には家族と豆まきをし、家族みんなの健康を願って豆をいただきましょう!